厚生労働省は27日、学童保育の状況について2017年5月1日時点の調査結果を発表。待機児童数は全国で1万7,170人、東京都(3,600人)、埼玉県(1,691人)、千葉県(1,177人)で全体の4割弱を占める結果となった。

  • 学童保育の待機児童状況は?(画像はイメージ)

調査によれば、登録児童数は前年比で7万8,077人増の117万1,162人。クラブ数は954カ所増の2万4,573カ所だった。待機児童数は小学1~3年生で9,465人、小学4~6年生で7,705人となり、前年と比較して33人減った。

  • 学童保育の登録児童数、クラブ数、待機児童数(「平成29年(2017年)放課後児童健全育成事業(放課後児童クラブ)の実施状況」より引用)

また開所時間について、18時半を超えて開所しているクラブは平日で1万3,470カ所(全体の54.9%)、長期休暇等で1万3,250カ所(全体の54.2%)と全体の約55%を占めた。

都道府県別の待機児童数を見てみると、多い順に「東京都」(3,600人)、「埼玉県」(1,691人)、「千葉県」(1,177人)、「静岡県」(1,029人)、「愛知県」(926人)、「兵庫県」(897人)、「沖縄県」(848人)、「神奈川県」(584人)、「山口県」(480人)、「福岡県」(443人)となっている。

  • 都道府県別の待機児童数(「平成29年(2017年)放課後児童健全育成事業(放課後児童クラブ)の実施状況」より引用)