エジプト政府は28日、「マグナストーン」という古代エジプトの石板が発見されたことを発表した。TBSでは、このマグナストーンを独占取材し、来年1月3日の特番『林修の歴史ミステリー』(21:00~)でその一部始終を放送する。
マグナストーンが発見されたのは2016年春。エジプト第2の都市・アレキサンドリアから西へ約45km離れた遺跡 「タップオシリスマグナ」にて、考古学の世界的権威ザヒ・ハワース博士の指揮で発掘が行われた。現在、マグナストーンに記された文字の解読がエジプトで進められており、「ここは我々王家にとって非常に重要な場所」と記されていることが判明している。全文の解明が待たれるところだ。
実は石板に書かれていることは、古代エジプト最大の謎の一つ、クレオパトラの墓の発見につながるのではないかと期待されている。古代エジプト最後の女王にして政治家、実業家としても天才的な能力を発揮したとされるクレオパトラは、悲劇的な最期を迎え、どこかに埋葬されたのだが墓はまだ見つかっていない。番組では女優の酒井美紀がエジプトへ飛び、ザヒ博士の指揮の下、クレオパトラの墓の発掘を目指す。墓発見は同時に、ツタンカーメンをも凌ぐ財宝の発見も予想される。
遺跡タップオシリスマグナでは、ほかにも墓の在処をうかがわせる品々が出土している。それらを入念に解析しながら、発掘作業が進む。新年早々クレオパトラの墓の発見なるか? 番組のメインナビゲーター・林修が古代エジプトの歴史とクレオパトラの人物像を解説しながら歴史のミステリーに迫る。
プロデューサーの成田雅仁氏は「あの『ロゼッタストーン」よりも古い年代に作られた『マグナストーン』には、世界の歴史を塗り替える 可能性があります。これまで"ロボットカメラによるピラミッド内部の謎の空間発見"や"ツタンカーメン王のミイラをCTスキャンにかけ死因の定説を覆した"天才考古学者のザヒ博士と共に、世紀の発見に向けて期待が高まります」とコメントしている。
また、番組が取り上げるもう1つの企画「新説!徳川埋蔵金」では、新たな展開が。前回11月15日の放送で発見した船影を調査し、新事実が判明した。徳川幕府の黄金を積んで沈没した軍船・早丸、そして 幕府の御用金は見つかるのか?
(C)TBS