いよいよ、忘年会・新年会のシーズンに突入。連日のお誘いに、肝臓の休まる暇がない、という人も多いのではないだろうか。中には、ついつい飲みすぎて、うっかり終電を逃してしまったという経験のある人もいるかもしれない。今回は、マイナビニュース会員男女1,005名に、「忘年会で終電を逃したことがあるか?」を聞いてみた。
Q.忘年会で終電を逃したことがありますか?
はい 39.0%
いいえ 61.0%
Q.(「はい」と答えた方にお聞きします)忘年会で終電を逃したとき、どこに行きますか? 利用する頻度が最も高い場所を教えてください
1位「タクシー等で帰宅する」 39.5%
2位「マンガ喫茶・インターネットカフェ」 20.2%
3位「ホテル・カプセルホテル」 16.1%
4位「カラオケ」 10.5%
5位「深夜営業の飲食店」 9.4%
6位「クラブ・ライブハウス」 1.3%
Q.その理由を教えてください(自由回答)
「タクシー等で帰宅する」
・「カプセルホテルは少し怖いので、シティホテルに泊まるくらいなら、さっさとタクシーで買えるようにしています。毎回1万円を払うのはばからしいのでいつも反省して、『次には終電前には帰ろう』と後悔しています」(66歳男性/埼玉県/建設・土木/建築・土木関連技術職/会社員・公務員・団体職員)
・「その日のうちに家に帰り、遊び気分をできるだけ早くリセットすると、また明日からの前向きな気持ちを高めることができると思うから」(57歳男性/東京都/その他金融/営業関連/会社員・公務員・団体職員)
・「それしか道はないと思う。ホテルだと着替えもないし、家に帰ったほうが何かと便利」(35歳女性/宮崎県/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連/会社員・公務員・団体職員)
・「どこかに泊まって、眠れなくて体調を崩したり、翌朝まで疲れを引きずったりするのも辛いし、ホテルもけっこう料金が高かったり。飲食店や漫画喫茶やカラオケ店でずっと起きているのは苦痛なので、タクシーで帰る方がよっぽど良い選択だと思う」(59歳女性/埼玉県/医療用機器・医療関連/専門サービス関連/会社員・公務員・団体職員)
・「家に帰って猫のお世話をしたいから! 意地でも帰ります」(42歳女性/沖縄県/教育/専門サービス関連/会社員・公務員・団体職員)
・「若いときであれば朝まで飲んでいるが、今は体がしんどいので、お金を払っても帰りたい」(52歳男性/神奈川県/システムインテグレータ/IT関連技術職/会社員・公務員・団体職員)
・「漫画喫茶に行った経験もあるけれど、居心地が悪かったので這ってでも家に帰りたいと思う」(40歳男性/熊本県/その他/その他・専業主婦等/求職中・無職)
・「旅行以外ではシッカリ自分の布団で寝たいので、タクシーで帰ります」(38歳男性/愛知県/輸送用機器/クリエイティブ関連/会社員・公務員・団体職員)
・「領収証が切れるので」(33歳女性/東京都/レジャーサービス・アミューズメント・アート・芸能関連/クリエイティブ関連/会社員・公務員・団体職員)
「マンガ喫茶・インターネットカフェ」
・「インターネット環境が必要なので、そこにしないと困るから」(24歳男性/東京都/食品/その他・専業主婦等/個人事業主・会社役員)
・「タクシーで帰るにはお金がかかりすぎるし、カラオケは嫌いだし、クラブはお門違いだし(笑)」(63歳男性/千葉県/サービス/事務・企画・経営関連/個人事業主・会社役員)
・「ホテルほど費用を要さず、インターネットや漫画を存分に楽しめるうえ、ゆったりと過ごすことができる」(24歳男性/大阪府/その他/その他・専業主婦等/学生)
・「安くて、朝まで時間潰しができる。しかも最近シャワーを完備しているところが多いので!」(51歳男性/東京都/建設コンサルタント/建築・土木関連技術職/個人事業主・会社役員)
・「場所にもよるが、タクシーで帰るより安く済むことがある」(36歳男性/香川県/食品/営業関連/会社員・公務員・団体職員)
・「低料金で、長い時間過ごすことができる。一番手っ取り早い場所のイメージが強い」(50歳男性/富山県/その他/技能工・運輸・設備関連/会社員・公務員・団体職員)
・「料金的にも安いしドリンクサービスも充実しているので、カプセルホテルに泊まるより逆にゆったりとできます。以前はカプセルホテルによく泊まっていましたが、狭いところでなかなか寝付けないことが多いことから、マンガ喫茶に変えたところ非常に過ごしやすく、はまってしまいました」(57歳男性/愛知県/通信機器/事務・企画・経営関連/会社員・公務員・団体職員)
「ホテル・カプセルホテル」
・「駅周辺のホテル事情に詳しく、安くてゆっくりできるホテルを知っているからです。若いころは駅前でぶらぶら過ごしたり、深夜営業の店舗を利用したりしましたが、『体に良くない』『安全でない』など次の日のことを考え、このようにしています」(65歳男性/長野県/その他/その他・専業主婦等/その他)
・「そこそこ寝れて金額の安いのはカプセルホテルだから、利用します」(52歳男性/愛知県/百貨店/販売・サービス関連/会社員・公務員・団体職員)
・「タクシーを使うとお金がかなり掛かってしまうので」(48歳男性/静岡県/流通・チェーンストア/販売・サービス関連/会社員・公務員・団体職員)
・「自宅まで歩いて30〜40分なので歩いて帰ることもあるが、安いカプセルホテルに泊まることが多い」(55歳男性/福岡県/ソフトウェア・情報処理/IT関連技術職/個人事業主・会社役員)
・「若い時はカラオケや喫茶店で過ごしても平気だったけど、歳になると一睡もできないのは辛いので」(36歳女性/大阪府/医療・福祉・介護サービス/事務・企画・経営関連/会社員・公務員・団体職員)
「カラオケ」
・「カラオケが好きだし、横になれるから」(25歳男性/埼玉県/その他/その他・専業主婦等/フリーター)
・「カラオケで終電を逃すことがほとんどであるため」(34歳男性/埼玉県/生命保険・損害保険/事務・企画・経営関連/会社員・公務員・団体職員)
・「横になったり、歌ったり、飲み放題の飲み物を飲んだり、いろいろできる」(38歳男性/埼玉県/ソフトウェア・情報処理/IT関連技術職/会社員・公務員・団体職員)
・「歌えるだけコスパがよい」(37歳男性/群馬県/教育/専門サービス関連/会社員・公務員・団体職員)
・「最も費用がかからない選択であるから。ただし、終着駅にあるカラオケ店は限りがあり、同じことを考える者との争奪戦だ」(56歳男性/東京都/ソフトウェア・情報処理/IT関連技術職/会社員・公務員・団体職員)
・「大人数で入れるし、座って仮眠も取れるし、始発までやってるしね。最近の飲み屋は夜中の1時とか中途半端に閉まるところも多いし」(43歳女性/神奈川県/半導体・電子・電気機器/事務・企画・経営関連/会社員・公務員・団体職員)
「深夜営業の飲食店」
・「あまりお金をかけたくないので 手ごろなところで寒さをしのげるならば幸いである」(56歳男性/東京都/教育/専門サービス関連/会社員・公務員・団体職員)
・「ファミレスは夜中に入っても自然なので、気楽に始発を待てますからね!(笑)」(45歳男性/千葉県/その他/その他・専業主婦等/求職中・無職)
・「まだまだ飲み足りない連中がいると、必然的にそうなります」(58歳男性/東京都/放送・新聞/クリエイティブ関連/個人事業主・会社役員)
・「終電を逃した者同士で、楽しく格安に過ごすためファミレスを利用します」(31歳女性/神奈川県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「友人といるときはカラオケにも行ったりしますが、歌う気分でないときには深夜営業の飲食店に入って、始発までのんびりしていることが多いです。飲み物を飲んだり軽く食事したりしています」(51歳女性/福岡県/サービス/その他・専業主婦等 会社員・公務員・団体職員)
「クラブ・ライブハウス」
・「なんとなくおしゃれな感じがしていいと思った」(38歳男性/東京都/建設・土木/建築・土木関連技術職/会社員・公務員・団体職員)
・「女の子がたくさんいるから」(43歳男性/山口県/広告・出版・印刷/クリエイティブ関連/個人事業主・会社役員)
「その他」
・「嫁さんに迎えに来てもらう: タクシーや、その他の店に行くお金が無いので」(43歳男性/兵庫県/ゴム/技能工・運輸・設備関連/会社員・公務員・団体職員)
・「サウナ: タクシー代と移動時間を考えると、一泊して翌日そのまま出社」(52歳男性/宮城県/専門店/営業関連/会社員・公務員・団体職員)
・「徒歩: 歩いた方が低コスト」(38歳男性/東京都/その他/その他・専業主婦等/その他)
・「友人宅: 友人の家、そのまま女子会です」(42歳女性/愛媛県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「映画館: 映画を見ても、寝ててもいいから」(58歳男性/宮崎県/その他/事務・企画・経営関連/会社員・公務員・団体職員)
・「職場: 仮眠設備があるので」(49歳男性/東京都/ビル管理・メンテナンス/技能工・運輸・設備関連/会社員・公務員・団体職員)
■総評
調査の結果、忘年会で終電を逃したことがある人は、39.0%となった。忘年会で終電を逃したとき、利用する頻度が最も高いものとしては、1位「タクシー等で帰宅する」で、39.5%を集めている。以下、2位「マンガ喫茶・インターネットカフェ」(20.2%)、3位「ホテル・カプセルホテル」(16.1%)、4位「カラオケ」(10.5%)、5位「深夜営業の飲食店」(9.4%)、6位「クラブ・ライブハウス」(1.3%)と続いた。「その他」は3.1%だった。
忘年会で、何かとお酒を飲むことが多くなるシーズン。ついつい飲みすぎて、終電を逃してしまったという経験がある人は、4割程度となった。
終電を逃した場合、最もよく利用されているのは、4割の人が挙げた「タクシー等で帰宅する」となった。理由としては、確かにコストはかかるものの、自宅に帰ってゆっくり休んだ方が結局は効率的で、翌日に響かないというものが多かった。若い頃はカラオケで一晩過ごすことは平気だったが、年齢を重ねると辛いとする意見や、ネットカフェやカプセルホテルは環境的に不安がある、という声も目立った。
2位以下の「マンガ喫茶・インターネットカフェ」「ホテル・カプセルホテル」「カラオケ」「深夜営業の飲食店」は都市部であれば普通に見られる施設であるため、多くの人が利用しているようだ。コストや好みとの兼ね合いの他に、自分一人の場合は「マンガ喫茶・インターネットカフェ」「ホテル・カプセルホテル」を、仲間がいる場合には「カラオケ」「深夜営業の飲食店」で、歌いなおす・飲み直すという選択肢も。また「クラブ・ライブハウス」は少数派となったが、音楽や踊ることが好きで、クラブの雰囲気に馴染める人であるならばいい夜明かしの方法かもしれない。
その他の意見としては、「迎えに来てもらう」「サウナ」「映画館」「歩いて帰る」「友人宅」などが寄せられた。
バブル華やかりし頃であれば、飲み代やタクシー代を経費で落とせたり、あるいはタクシーチケットがあったりと、余裕を持って忘年会に臨めた人も多かったかもしれないが、今ではそううまくはいかないのが現実だろう。転ばぬ先の杖ではないが、終電を逃したりしないよう、節度を持ってお酒を飲むのが一番の防御策かもしれない。
調査時期: 2017年12月18日
調査対象: マイナビニュース男女会員
調査数: 1,005人
調査方法: インターネットログイン式アンケート
※写真と本文は関係ありません