近畿日本鉄道は2月17・18日、同社を代表する特急車両を乗り継ぐ1泊2日の旅「近鉄特急運転開始70周年キャンペーン記念ツアー『特急車両乗り継ぎ旅』」を実施する。
上本町(現在の大阪上本町)~近畿日本名古屋(現在の近鉄名古屋)間において、日本の民営鉄道で初の座席定員制有料特急の運転を開始してから今年で70周年を迎えたことを記念し、企画された。観光特急「青の交響曲」をはじめ、「アーバンライナー」「伊勢志摩ライナー」「ビスタカー」など特急車両を次々と乗り継ぐ贅沢な体験ができる。
1日目は大阪阿部野橋駅を出発し、「さくらライナー」「青の交響曲」「ビスタカー」「アーバンライナー・ネクスト」「アーバンライナー・プラス」などの各列車を乗り継いで伊勢中川駅へ。途中の乗継ぎ駅でもイベントが用意され、橿原神宮前駅では台車振替作業所を見学し、吉野神宮駅では「青の交響曲」の撮影ポイントに案内する。
伊勢中川駅から団体専用列車「あおぞら II」に乗り換えて明星車庫に向かい、車窓からの見学と洗車体験を楽しむ。その後は汎用特急で賢島駅に向かい、ホテル志摩スペイン村で宿泊。ホテルではお笑い芸人によるトークショーのほか、夜間には賢島駅に留置している車両の撮影会も実施する。
2日目は「伊勢志摩ライナー」「ビスタカー」のほか、名前の明かされていない「お楽しみ車両」などに乗車。行程中の乗継ぎ駅となる宇治山田駅では駅舎見学を行う。終着場所は大阪難波駅となる。
「近鉄特急運転開始70周年キャンペーン記念ツアー『特急車両乗り継ぎ旅』」は12月25日に募集を開始したが、12月27日時点ですでに定員36名に達したとのこと。