ブッキング・ドットコム・ジャパンはこのほど、オンラインアンケート調査の結果に基づき、2018年に人気が出そうな世界の旅先10都市を発表した。世界各国から1万8,509の回答を集めた結果、アメリカ・ナッシュビルやペルー・リマといった都市が挙がり、日本からは札幌がランクインを果たした。

  • Guest House Yuyu(日本・札幌)

アンケート対象国はイギリス、アメリカ、ブラジル、中国、ドイツ、イタリア、スペイン、フランス、インド、シンガポール、ロシア(各国1,000人以上)、オーストラリア、アルゼンチン、ベルギー、カナダ、デンマーク、香港、クロアチア、インドネシア、日本、メキシコ、オランダ、ニュージーランド、スウェーデン、タイ、台湾(各国500人以上)となっており、計1万8,509人からの回答が集められた。ブッキング・ドットコムがオススメする宿泊先とともに、人気が出そうな旅先10都市をお届けする。

世界的に渡航先として人気の高い日本。これまでは、東京の賑やかなナイトライフや風情溢れる京都の街並みを求めて多くの観光客が日本を訪れていたが、2018年はその人気が「札幌」にシフトすることが予想されている。豊かな自然が作り出す風景、効能豊かな温泉、新鮮な海の幸、地元ならではの食材を使った料理、そしてバラエティに富んだレストランなど、魅力がいっぱいの札幌は、季節を問わずにこれからも観光客が増える見込みだ。

日本の文化を肌で感じるには、ゲストハウスや旅館が最適。特に外国人に人気の「Guest House Yuyu」では自転車のレンタルも可能なため、ここを拠点に札幌の街をサイクリングしてみるのもいいかもしれない。

  • SoBro Guest House(アメリカ・ナッシュビル)

カントリーミュージックをはじめとするアメリカ音楽の聖地、「ナッシュビル」。最大の見どころは、ジョニー・キャッシュやウィリー・ネルソンなどの人気音楽スターが実際に使用していた衣装や楽器を展示しているカントリー・ミュージック殿堂博物館だ。音楽好きなら、ライブミュージックを演奏しているバーにも足を運んでみてほしい。また、ナッシュビルは家族で楽しめるアウトドア・アクティビティも充実している。散歩がてら市内の公園へ立ち寄れば、自然を満喫することもできる。

カントリー・ミュージック殿堂博物館まで歩いて約320mの「SoBro Guest House」に宿泊すれば、徒歩圏内で音楽イベントが楽しめる。ブリヂストン・アリーナや、有名な音楽堂のライマン公会堂も徒歩10分で行けてしまうという立地が魅力的だ。

  • Diana’s Flat Bucharest(ルーマニア・ブカレスト)

ルーマニアの「ブカレスト」は、市内にミュージアムや公園が点在し、モダンな建築物やトレンディなカフェが立ち並ぶスタイリッシュな観光地。夏はチシミジウ公園で手漕ぎボートに乗りのんびりと景色を眺めたり、冬は街中のカフェに入りホッとコーヒーで温まったりと、ゆるやかな時間の流れが味わえる。

ブカレストの街中には、魅力的なアパートメントが多数存在する。そのひとつである「Diana’s Flat Bucharest」は観光にもってこいのロケーションを誇り、部屋からは美しい川の眺めを楽しむことができる。旧市街や国民の館、チシュミジウ公園などのスポットも徒歩圏内なのが嬉しい。

  • Villa Nova(ポーランド・ザコパネ)

雄大な自然を自分のペースで満喫するなら、スキーリゾート地として有名なポーランドの「ザコパネ」がオススメ。ここ数年は、夏にタトリ国立公園でハイキングをする観光客も増えている。“健康”をテーマにした旅行のニーズが年々勢いを増しているという背景もあり、アウトドアカルチャーを堪能できるエリアの人気は高まっている。

ザコパネのメインストリート・クルプフキ通りへのアクセスも良い「Villa Nova」では、壮大な山々と自然の豊かさも体験できる。宿泊施設の周りはレストランやお店で賑わっており、ショッピングも楽しめる。

  • HANA Homestay(台湾・台中)

台北の印象が強い台湾だが、都会的な面とローカルな雰囲気の両方を味わえる「台中」が、現在注目を集めている。地元産のシーフードを味わえる富岡港や、良質な温泉水で身体の疲れを癒してくれる知本温泉、シュノーケリングやハイキングなどのアウトドア・アクティビティを満喫できる緑島郷、現地の人に交じって楽しめる台東觀光夜市など、見どころのジャンルの幅広さが魅力的だ。

ホームステイ型の宿泊施設がたくさんある台中では、街の穴場や見どころを宿泊先のオーナーに教えてもらえるのが最大のメリット。ガイドブックには載っていない情報や、現地ならではの体験を紹介してもらえる。

  • Soda Apartments(オーストラリア・ブリスベン)

オーストラリアといえば、シドニーやメルボルンを思い浮かべる人が多いが、オーストラリア第三の都市と呼ばれる「ブリスベン」も要チェック。レストラン、バー、ブドウ畑、そして何より美しい海が評判だ。ビーチを求めて旅行する人の割合が増えているが、ブリスベンにはオーシャン・ビーチやシルバン・ビーチ、レッド・ビーチなど、5つの有名なビーチがあり、海ならではのアクティビティが楽しめる。

サウス・バンクエリアにあるラグジュアリーな宿泊施設「Soda Apartments」は、ビーチまで徒歩8分の好立地を誇る。建物の屋上にはプールも備えており、市内を360°見渡すことができる。

  • Serie 1948(コロンビア・ボゴタ)

まだあまり多くの人には馴染みがないかもしれないが、2018年に注目が集まることが予想されているのがコロンビアの首都「ボゴタ」だ。新しいレストランが立ち並ぶ街で、築300年の趣あふれる家々に囲まれたブティックホテルや、個性豊かなストリートアート、ミュージアムなどを堪能できる。市内観光を楽しむなら、電車を利用するのがベスト。カフェが立ち並ぶ街なかで、すっきりとしたフレーバーのコロンビアコーヒーを味わおう。

ボゴタでイチオシの宿泊施設は、アットホームでおしゃれなB&B(ベッド・アンド・ブレックファスト)タイプの「Serie 1948」。静かなエリアに位置しており、周囲にはバーやレストランが並ぶ。レンタル自転車、サンテラス、ガーデン、ご当地グルメやコーヒーなどのオプションも充実している。

  • 9th Avenue Apartment by Stay Alfred(アメリカ・ポートランド)

アメリカ・オレゴン州の「ポートランド」は、「KEEP PORTLAND WEIRD(ずっとヘンなままのポートランドでいよう)」というスローガンを掲げるユニークな街。活気あふれるナイトライフやフードトラックで提供される屋台グルメ、奥深いカルチャーにアウトドア・アクティビティと、エネルギッシュに楽しめる要素が街中に散りばめられている。個性豊かな醸造所も多数点在しており、ビール好きにはたまらない都市とも言える。自然いっぱいなフォレストパークやバラの町も見逃せない。

モダンでスタイリッシュなアパートメント「9th Avenue Apartment by Stay Alfred」からは、ダウンタウンの素晴らしい景色が見渡せる。ポートランド美術館や、観光客からも有名なトム・マッコール・ウォーターフロント・パークなどへのアクセスも良い。

  • The Lot Boutique Hotel(ペルー・リマ)

エネルギッシュに旅行を楽しみたい人には、ペルーの「リマ」がオススメ。パラグライディングや青い海での波乗り体験など、さまざまなアウトドアスポーツが楽しめる環境を存分に堪能しよう。また、リマは“美食の都”としても有名であるほか、歴史や文化を深く学べるミュージアムも点在しており、さまざまな一面を発見することができる。

ビーチからもほど近い「The Lot Boutique Hotel」は、ホテルというよりも自宅のような温かみのある空間が特徴的。ビーチでのんびり日光浴を楽しむもよし、サーフィンするもよし、毎日提供されるおいしい朝食とともに、思い思いの朝を過ごそう。

  • Kastens Hotel Luisenhof(ドイツ・ハノーファー)

ドイツ北部のハブ都市「ハノーファー」は、“緑の中の都市”と呼ばれており、ヘレンハウゼン王宮庭園、マシュ湖、アイレンリーデなどの自然あふれる観光スポットが街の中心地に存在する。いろいろな都市へのアクセスの良さが有名だが、ハノーファー市内の観光にも注目してみよう。

ハノーファーの文化を思い切り楽しんだあとは、「Kastens Hotel Luisenhof」のスパで贅沢にリラックス。高級料理やフィットネス施設も充実している同施設は、州立オペラ劇場やシュプレンゲル美術館へのアクセスも◎。