「温朝食ラボ」はこのほど、冬場の「朝食と冷え症」に関する調査結果を明らかにした。同調査は11月25日~26日、全国の20~60代の男女1,000名を対象にインターネットで実施したもの。
普段の朝食摂取の頻度について尋ねたところ、77.1%が「毎日」と回答した。近年、朝食の欠食率が問題視されているが、約80%が毎日朝食を摂取していることがわかった。「2日に1回」は5.3%、「3日に1回」は2.5%、「4日に1回」「6日に1回」が各1.1%、「5日に1回」が0.5%となっている。「朝食は摂らない」は12.4%だった。
冬場の寒い朝に温かいものを摂取しているか聞くと、35.2%が「冬場に意識的に摂取している」、32.0%が「冬場に限らず温かいものを摂取している」と答えた。合わせると、約70%が温朝食を意識していることがわかった。
朝食で摂っている温かいものについて尋ねると、最も多かったのは「コーヒー」(61.5%)だった。次いで「お味噌汁」(42.7%)、「スープ」(39.3%)となっている。1位の「コーヒー」に含まれるカフェインは、脳の活性化や朝の目覚めには効果的であるが、身体を冷やす作用もあるため、温める目的としては逆効果となる可能性があるという。
冬場に感じる症状について聞いたところ、男女ともに「身体の冷え」(男性49.2%、女性67.4%)、「肌の乾燥」(男性41.8%、女性62.6%)が上位を占めた。いずれも男性より女性の方が約20ポイント高い。続いて多い症状は、男女とも「関節の痛み」「便秘」だった。
冬場に身体の冷えを感じる人にどんな対策をしているか尋ねると、男性の上位3位は「温かい食べ物・飲み物を摂取」(59.8%)、「重ね着」(44.3%)、「機能性下着の着用」(40.2%)だった。女性の上位3位は「温かい食べ物・飲み物を摂取」(72.1%)、「重ね着」(58.2%)、「湯船にゆっくり浸かる」(45.4%)となっている。
冬場の体調や様子について尋ねたところ、女性は「腰や手足、または身体の一部に冷えがある」(44.8%)、「冬や寒い日はトイレが近くなりやすい」(39.4%)、「手足が人より冷たいほうだ」(36.6%)が上位を占めた。
男性は「ひとつもない」(30.8%)が最も多い回答となっているが、僅差で「冬や寒い日はトイレが近くなりやすい」(30.0%)が続いた。男女を合わせると「ひとつも当てはまらない」は22.7%で、そのほかの77.3%はひとつ以上症状が当てはまり、冷え性の疑いがあることがわかった。