JR東日本盛岡支社はこのほど、大船渡線BRT陸前高田駅の駅舎移転にともなうリニューアルについて発表した。新駅舎は鉄骨造平屋建てで、震災前の陸前高田駅をモチーフとしたデザインにする。

  • 陸前高田駅新駅舎の外観・内観イメージ

駅舎移転は陸前高田市の要望を踏まえたもので、現在は市役所前にある同駅を新中心市街地に移転する。新中心市街地には将来、路線バスや乗合タクシーなど市内公共交通機関が乗り入れる交通広場が陸前高田市によって設けられる予定で、新しい陸前高田駅を乗継ぎの拠点とした公共交通ネットワークの構築をめざす。

新駅舎の建設工事は12月22日から始まり、2018年4月1日に開業予定。建築面積は約90平方メートルで、木の温もりを感じられる待合室や事務室、トイレを備える。なお、4月1日以降は移転前の陸前高田駅近くに「栃ヶ沢公園駅」を新設。現在の新中心市街地にある「まちなか陸前高田駅」は廃止となる。