富士通クライアントコンピューティングは26日、音声操作できるアシスタント機能「いつもアシスト ふくまろ」を発表した。
「いつもアシスト ふくまろ」(以下、ふくまろ)は、知性を表すフクロウと、家を守り福を呼ぶだるまを組み合わせたキャラクター。「ふくまろ」と声をかけ、知りたいことを尋ねると、Webでの情報収集の結果を音声やテキストで返答する。また、音声コマンドにより、PC内のコンテンツ再生や家電のコントロール、PCが置いてある部屋の様子のチェックなどが行える。
情報収集では、話しかけることで、Web検索や天気情報、「おなかすいた」などの日常会話を音声やテキストで返答。また、コンテンツの再生では、PC内の写真や動画、音楽ファイルを再生できるほか、DLNAで接続したレコーダ内の録画番組などをPCやテレビで再生できる。例えば「ふくまろ、沖縄の写真を見せて」と声をかけると、該当する写真を表示。「ふくまろ、昨日録画した番組を再生して」と番組名を指定して声をかけると、該当の番組が再生される。
家の様子チェックでは、PCのWebカメラとSkypeを利用し、外出先から家の中の様子を確認できる。動体・音検知昨日も備え、部屋内で動きや音を検知すると、事前に登録したスマートフォンにメッセージと画像で通知。また、スマートフォンからSkypeで「自宅の様子を撮影して」と指示すると、部屋の中の写真を撮影して送ってくれる。
家電コントロール機能では、別売のIRコマンダー(IRリモコン)やSkypeを利用し、テレビやエアコン、照明を音声操作できる。外出先からのオンオフも可能。IRコマンダー「FMVIRC1」では、あらかじめ設定しておくことで、赤外線操作に対応した家電の操作を音声やSkypeで行えるようになる。FMVIRC1の店頭想定価格は税別7,000円前後。
「ふくまろ」は、26日に発表された27型液晶一体型PC「ESPRIMO FH90/B3」および、23.8型液晶一体型PC「ESPRIMO FH52/B3」などに搭載。また、2017年10月以降に発表された富士通製PCにもアップデートで対応する。