テレビ朝日では2018年1月3日(水)よる9時より、新海誠監督の長編アニメーション映画『君の名は。』を地上波初放送するが、その放送に先駆けて、12月26日(火)より、ヒロイン・三葉の声を担当した上白石萌音が新たに"声"を吹き込んだ「特別PRスポット」が登場。さらに今回のオンエアのために、新海誠監督がエンドロールを特別編集することが決定した。
●「また三葉に会えてうれしい!」上白石萌音が特別PRスポットを新たにアフレコ
『君の名は。』は2016年8月26日に公開され、国内興行収入250億円を突破。2016年の興行収入1位、そして日本映画史上歴代2位という大記録を打ち立てた。
主人公は、田舎暮らしの女子高校生・三葉(cv. 上白石萌音)と、東京に住む男子高校生・瀧(cv. 神木隆之介)。出会うはずのない2人は夢の中で互いの身体が"入れ替わる"という不思議な体験を繰り返すうち、いつしか恋に落ちていく。そんな2人の恋と奇跡のストーリー、緻密で美しい映像が世代を超えて支持され、異例のロングランヒットを記録。音楽を担当したRADWIMPSの楽曲「前前前世」も大ヒットし、ハリウッドでの実写映画化も決定するなど全世界で大旋風を巻き起こした。
この超大作『君の名は。』を地上波で放送するにあたり、ヒロイン・三葉の声を担当した上白石萌音が、「特別PRスポット」のナレーションを手掛けることに。『君の名は。』本編のアフレコからはすでに1年半以上が経過しているが、上白石は「新海監督の映像はすごい。"画"を見るだけで当時の感情がよみがえってきました。また三葉に会えてうれしい!」と、スッと三葉になりきってアフレコに臨んだ。
今回の「特別PRスポット」には映画の中の三葉のセリフをもじったバージョンもあり、上白石は「セリフを生まれ変わらせたものがまた皆さんの心に届くなんて、本当にうれしいです。ぜひこのPRスポットを観て1月3日の夜を楽しみにしていただきたいです」と、笑顔でコメントした。
【上白石萌音のコメント】
――『君の名は。』の地上波初放送について、心境は?
劇場でかかった映画が地上波で流れるのは、とても感慨深いものがあります。映画は劇場に行かないと出会うことはできませんが、地上波ではより多くの方にリアルタイムで同時に楽しんでいただけるんですよね。『君の名は。』にとってそれは今回が初めてのことなので、どんな反応があるのか、すごく楽しみです。
――『君の名は。』は自身にとってどんな作品?
この映画に出会う前と後では180度違う、といっても過言ではないぐらいの作品ですね。それはどの映画、どの作品でも同じではあるのですが、特に『君の名は。』という作品を通じて私の事を知って下さった方々がたくさんいらして…。そういう意味では、人生の大きな転機を作ってくれた作品ですね。
――思い入れのある三葉のセリフや場面は?
よく皆さんからリクエストされるのが、『瀧くん』と名前を呼びかけるセリフ。その呼びかけは、やはりこの『君の名は。』というタイトルにもつながりますし、作品の大きな象徴だと思います。また、神木隆之介さんの三葉っぷりが、女子にも決してかなわない、"圧倒的な女子力"を発揮しているので、そこはもう存分にキュンキュンしてほしいなと思います!
――特別PRスポットのナレーションはいかがでしたか?
また三葉に出会うことができて、とてもうれしいです!映画のアフレコから1年半以上経っているので大丈夫かなと思いましたが、やはり新海監督の映像はすごいですね。"画"をみるだけで当時の感情がよみがえってきました。一場面をアレンジしたパロディー的なバージョンもあってとても楽しかったですし、セリフを生まれ変わらせたものがまた皆さんの心に届くなんて、本当にうれしいです。作品の偉大さを、身をもって感じました。このPRスポットを観ることでファンの方には劇場で作品と出会ったときの気持ちを思い出してもらえたらうれしいですし、初めて観る方にはPRスポットを通して1月3日の夜を楽しみにしていただければと思います!
――初めて『君の名は。』をご覧になる視聴者にメッセージを!
何回でもこの作品との出逢いを繰り返したいなと思うくらい、初めて『君の名は。』を観たときの感動は、私にとって忘れ難いものとなっています。ぜひ皆さんにも、初めての出逢いを存分に楽しんでいただければ。私も3日の夜はもちろん、『君の名は。』を観ます! 楽しみにしています!
●神木隆之介も「お正月は家族で『君の名は。』」宣言
そして、主人公・瀧役を演じた神木隆之介からも、地上波初放送を直前に控えて、メッセージが到着。地上波初放送について「自分が関わらせていただいた作品をお正月に見ていただく機会はそうそうないので、うれしい気持ちでいっぱいです」と、喜びの思いを披露した。
また、「お正月という事で、一家団欒を楽しみながら2人の主人公を温かく見守っていただきたいです。お正月は毎年、家族でゆっくりしているので、今年は『君の名は。』を見たいと思います」と、自身も3日の放送を楽しみにしていることを明かした。
「瀧くんのシーンで特に注目してほしいところは?」という質問には、「三葉と入れ替わった時とそうでない時の声色は意識しました。特に屋上のシーンは意識して演じましたので、注目していただければと思います」と、見どころを語ってくれた。
●新海監督「瀧と三葉は2人のために描いたキャラクターのような気がします」
瀧と三葉を演じた神木、上白石について、新海監督もまた、「瀧と三葉は映画を作る前と公開されて時間が経った後とで、だいぶ僕の中の印象が変わったキャラクターですね。作り始めたときは当然キャストは決まっていなかったので、一般的な、誰とでも置き替え可能な少年少女として発想したのですが、今、自分にとって瀧は完全に神木隆之介くんで、三葉は完全に上白石萌音ちゃんのイメージになっていて、彼らのために書いたキャラクターのような気がしています。あの2人の声を切り離しては考えられないですし、なんだか性格まで似ているような気がしますね」とコメントしている。
■新海誠監督が今回の放送でしか見られないエンドロールを特別編集
さらに、『君の名は。』の地上波初放送にあたり、新海監督が特別にエンドロールを制作。今回の放送のためだけに監督自らが編集した、この日しか見ることができないエンドロールとなっている。
新海監督も太鼓判を押す2人の声の熱演に、特別編集のエンドロール、そして何より世界を感動させた奇跡の恋の物語と美しいアニメーション。まさに見どころ満載の『君の名は。』は、2018年1月3日よる9時より、テレビ朝日系列にて放送。なお、当日オンエア内で『瀧くんの質問に答えてプレゼントを当てよう』キャンペーンが実施され、番組の中で発表されるキーワードを送ると、応募者の中から抽選で、貴重な『君の名は。』グッズがプレゼントされる。
(C)2016「君の名は。」製作委員会