25日にフジテレビ系『民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~』が最終話を迎え、10月スタートの秋の民放連続ドラマの全話平均視聴率が出そった。トップは、平均20.9%をマークした米倉涼子主演の『ドクターX~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日)で、人気シリーズが断トツの強さを見せつけた。

2017民放秋ドラマ全話平均視聴率ランキング

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    ビデオリサーチ調べ・関東地区。対象は10月スタートのプライムタイム(19~23時)に放送された地上波民放連続ドラマ。全話の加重平均で算出。『相棒』『科捜研の女』は年内放送分で集計。

『ドクターX』は、今作で第5シーズンに入った人気シリーズで、新たに草刈正雄、陣内孝則、永山絢斗といったキャストが加入。第1話で20.9%とロケットスタートを切ってから、2~4話は19%台だったが、その後は20%の大台を超え続け、最終話は25.3%まで跳ね上がった。録画(タイムシフト)視聴率も加味した最終話の総合視聴率は35.2%に達している。

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『ドクターX』主演の米倉涼子

2位は、役所広司主演の『陸王』(TBS)で、初回14.7%から徐々に上昇傾向に入り、最終話は20.5%に達した。全10話中6話が拡大放送で、当該回に好数字を獲得したことも、平均値の上昇に貢献。11月13週終了時点まで2位だった『相棒』を押し退けた。

3位に入った水谷豊主演の人気シリーズ『相棒』(テレ朝)は、今シーズンも安定した数字をマーク。来年3月まで放送されるが、年内放送分の9話平均で14.8%となった。

ランキング対象13作品のうち、全平均視聴率が初回を上回ったのは、2位の『陸王』と、4位の綾瀬はるか主演『奥様は、取り扱い注意』(日本テレビ)のみ。『奥様―』は、初回11.4%を記録した後、第5話で最高の14.5%、最終話も14.1%をマークし、全平均は12.7%となった。

視聴率の数字は、ビデオリサーチ調べ・関東地区。