スマートキャンプは12月25日、「2017年に大掃除したいムダ業務」に関する調査結果を発表した。調査期間は2017年12月15~16日、有効回答は25~60歳の経営者・管理職1,375人。
ムダ業務、1位「会議や打ち合わせの時間・回数」
2017年内に一番課題だと感じていた業務領域を尋ねると、管理職では、「会議や打ち合わせの時間・回数」が最も多く約3人に1人に当たる35.0%。次いで「資料作成」が30.1%、「稟議申請・承認」が19.9%、「書類を探す時間」が17.1%、「社内メール」が16.0%、「申込書や、契約書の捺印対応依頼」が10.8%、「勤怠管理」が9.60%となった。
経営者では、「書類を探す時間」が約4人に1人に当たる27.3%でトップ。以下、「経費精算」が14.0%、「会議や打ち合わせの時間・回数」が13.2%、「訪問先への移動」が12.4%、「資料作成」が11.6%、「請求書の袋詰め&送付」が9.1%、「勤怠管理」が8.3%と続いた。
回答からは「働き方改革により、プロジェクトリーダーに任命され、会議で使う資料を毎度作らなければならず、業務やタスクは増えたが自身の業務効率を改善する余裕がなかった」(金融・金融スペシャリスト課長、51歳)、「生産性を上げるための会議が長くて結果が出ず一番生産性の無駄だと感じている」(マーケティング・商品開発・企画職 係長、48歳)といった声が寄せられた。
同社は今回の結果について、管理職は既存業務に加え「働き方改革」のための会議・資料作成も増加している一方、「残業削減に関する管理が厳しくなり、板挟みとなっている」と分析している。