映画『8年越しの花嫁 奇跡の実話』(12月16日公開)の大ヒット御礼舞台挨拶が25日に都内で行われ、佐藤健、土屋太鳳が登場した。
同作はYouTubeに投稿された動画をきっかけに「奇跡の結婚式」として数多くのメディアに取り上げられた実話をベースに、『64 ロクヨン前・後編』(16年)などで知られる瀬々敬久監督がメガホンを取る。結婚式を間近に控えながら原因不明の病で昏睡状態となってしまった麻衣(土屋)と、諦めずに回復を祈り続けた尚志(佐藤)の姿を描く。
イベントでは2つのサプライズが実施された。1つ目は、客席のカップルが登場し、彼氏が彼女にその場でプロポーズするというもの。驚く彼女・伊藤恵理香さんに、彼氏の高田宗幸さんが「愛を教えられた。何があっても絶対に守る。僕と結婚してください」と語りかけると、彼女は承諾し、会場は拍手に包まれた。
土屋は「感動しちゃって! 私たちこそこの場にいられて幸せです」と笑顔を見せる。また佐藤はこのプロポーズに「言うねえ〜!!」と感心し、「女性はそんなストレートなことが嬉しいと思いますね。かっこいいですねえ。俺言えないよそんなの、すごいよ」と称賛した。さらに"人前式"として、会場の観客を代表し、佐藤と土屋が立会人として結婚証明書にサインした。
また2つ目のサプライズとして、最後に土屋から佐藤への手紙が読み上げられた。初日の舞台挨拶では佐藤から土屋への手紙がサプライズだったため、お返しという形に。佐藤は「家で読むので、大丈夫です。そんな、皆様の前で恥ずかしいじゃないですか! 僕だけの思い出にしちゃダメですか?」と照れたが、会場の声に後押しされて土屋は手紙を読むことになった。
土屋が佐藤に「健先輩はドキュメンタリー番組で『変わらない愛はない』と言ってましたけど、変わらない愛は、あります。健先輩の中に」「健先輩の笑顔は素敵です。とてもチャーミングで、猫が笑った時みたいです」「その背中にたどり着けるよう、全力で追いかけていきたいと思います」と心のこもった言葉を読み上げると、佐藤は「恥ずかしいの10乗くらいですね。本当に嬉しいです」と感謝。「『変わらない愛がない』とか思っちゃう僕ですけど、まっすぐに本心から信じて口にできるような土屋さんに憧れがあるし、尊敬しています。今後ともよろしくお願いします」と頭を下げた。