楽天トラベルは12月21日、日本全国の登録宿泊施設の中から朝ごはん日本一の宿泊施設を決定する料理コンテスト「楽天トラベル 朝ごはんフェスティバル 2017」のファイナルステージを実施。優勝は福岡県の「ホテル イル・パラッツォ」に決定した。
ファイナルステージは、12月21日に服部栄養専門学校で開催された。出場したのは、エントリーした1,900以上の宿泊施設のうち、ファーストステージ(一般の楽天会員によるウェブ投票の結果と、これまで楽天トラベルに寄せられた実際の宿泊者の「食事」に関するクチコミ評価を基に審査)と、セカンドステージ(一般募集の審査員500人以上と朝ごはんインスタグラマー・山崎佳氏ら特別審査員による試食審査)を勝ち抜いた、6つの宿泊施設となった。
当日は各宿泊施設2品ずつ、計12品の朝ごはんを審査員が試食。「おいしさ」「コンセプト」「表現力」「独創性」「地域性」「朝ごはんとしての適切性」「技術」といったポイントを審査し、順位を決定した。
優勝した福岡県の「ホテル イル・パラッツォ」は、6施設のうちで唯一、洋風の朝ごはんを出品した。パティシエが開発したモンブラン風のユニークなポテトサラダと、フランス料理の「フォン・ブラン」作りの技法で鶏ガラや野菜を煮込んだ水炊きスープを、茶碗蒸しやポン酢ジュレとともにグラスに盛りつけた一品を出品した。審査員からは、「ポテトサラダはパンチのきいた味」、「すごくさわやかなスープ。アイデアがすばらしい、パティシエならでは」と高く評価された。
準優勝の兵庫県「淡路島洲本温泉 海月舘」は、2016年に出品したメニューをさらに進化させた、淡路島名物のシラスや淡路島産のタマネギなどを使ったちらしごはんで再挑戦。淡路島の食材を豊富に盛り込んだ具だくさんのスープは、「魚がふっくら、野菜も素朴でおいしい。レモンの香りもいいですね」と好評を得た。
第3位の神奈川県「箱根湯本温泉 箱根 花紋」は、炒めた「富士山湧水ポーク」や自家製コンニャクを入れた焼きネギが香る香味汁と、小田原産のアオリイカや箱根西麓でとれた野菜を盛り合わせたカラフルな錦木盛りを出品。審査員からは「香味汁は、コンニャクがやわらかくてコシがあり手作りの味ですね。おいしさとは何か、ということを感じました」と支持を得た。