俳優の滝藤賢一、歌舞伎俳優の尾上菊之助らが出演するNHK Eテレのドラマ『オリガミの魔女と博士の四角い時間』(毎月最終土曜22:45~23:00)のスペシャル版が、30日(22:00~22:30)に放送される。
同ドラマは、日本が世界に誇る「オリガミ」の世界を、ファンタジックに描くもの。森の小さなロッジに住み、折り紙研究に情熱を傾ける主人公「折鶴博士」を滝藤が、その博士に恋心を抱く一方、魔法でイタズラを仕掛けて困らせてしまう「オリガミの魔女」(声)と、謎の男「みみずく伯爵」の2役を尾上が演じる。オリガミの魔女の相棒「ヱビスさん」の声を演じるのは、蛭子能収だ。
この日の撮影ために、菊之助はヘアースタイルを「みみずく」風にカットしてきて気合十分。撮影の合間の休憩時間を惜しんで折り紙の練習に熱中していた。一方の滝藤も、ほかの現場にも折り紙を持ちこんで合間に練習したり、スタッフと一緒に練習を重ねて臨んだりしていたという。
今回はドラマのほかに、「オリガミの魔女」の生みの親であるタレント・松尾貴史も登場。1枚の紙から折って作ったという「オリガミの魔女」の制作秘話を語る。また、黒柳徹子、タモリといった数々の有名人の顔を折り紙で作ってきた「折り顔(がお)作家」の顔も持つ松尾が、折り顔作りのテクニックを披露するほか、今年ブレイクしたあの人気者の折り顔作りにも挑戦する。
さらに、都内の高校に通う天才オリガミ男子高校生が、制作4時間、約400工程を経て作り上げた「折り鶴」を披露。壁がちょっとさみしくて作ってしまったという「鹿の剥製」なども紹介される。
放送後には、番組ホームページで、番組内で紹介した折り紙の一部を折り方の工程図や動画で紹介。他にも、松尾貴史が折り紙で顔を折る「折り顔講座」の動画や、滝藤賢一のスペシャルインタビューもアップされる予定だ。
再放送は、来年1月2日(22:20~22:50)と翌3日(6:35~7:05)に予定されている。