中居正広「過去最高に面白い」めちゃイケ日本一周FINALに手応え

元SMAPの中居正広とお笑いコンビのナインティナインが、フジテレビ系バラエティ番組『めちゃ×2イケてるッ! 中居&ナイナイ日本一周FINAL』(来年1月2日18:30～22:00)の収録を終え、手応えを語った。

• ナインティナインの矢部浩之(左)と岡村隆史=フジテレビ提供

『めちゃイケ』の前身番組『めちゃ×2モテたいッ!』での「ナイナイの出世街道! モテさせてくれてありがとうスペシャル!!」(96年9月28日放送)からスタートし、これまで10回にわたって放送されてきた「中居&ナイナイ日本一周」企画。毎回、ナインティナインが、多忙な中居をなかば強引に連れ出し、さまざまなトラブルで振り回しながら、日本全国各地へ旅をするという内容だ。

3年ぶりとなる今回は、『めちゃイケ』が来年春に終了するため、"FINAL"。11回目にして初めて、「中居がやりたいこと」を事前にアンケートし、中居の希望を忠実に叶えるべく、ナイナイの2人が旅をプロデュースする。

旅のスタートは、とあるゴルフ場で、中居が事務所の後輩であるKis-My-Ft2の北山宏光、二階堂高嗣と共にプライベートでゴルフを楽しんでいると、いきなりキャディにふんした岡村隆史と矢部浩之が登場。中居はゴルフ場からそのまま、日本一周の旅に連れ出されることになり、北海道、東京、神奈川、静岡、大阪、福岡、沖縄を巡っていく。

撮影を終えた中居は「日本一周企画は、撮影が終わる度に、『これ以上、面白いものはない』という達成感があるんですが、僕自身は振り回されるだけで何もやっていないものの、毎回、前回の作品を上回るものになっているなと、身をもって体感しています。今回もFINALにふさわしく、過去最高に面白い作品に仕上がっていますし、新しい笑いを詰め込めるだけ詰め込めたなと感じています」と手応え。

岡村は「今回、FINALということで、詰め込むだけ詰め込んで、やれるだけやって、やり残したことは一切ない、まさに集大成となっています」、矢部は「中居さんに感謝ですね、本当に。若手芸人でもあまりやらないようなことを、ジャニーズの方がここまで体を張ってやってくれるわけですから。撮影の合間、疲れ始めた中居さんが『なんで俺、こんなことやっているんだろう?』と、こぼしていましたけど(笑)」と裏話を明かす。

中居にとっての日本一周企画は「膨大な時間、お金、労力をかけて、撮影していますので、何かあったらその全てが無駄になってしまうので。感覚としては、映画やドラマに近いんですよね。バラエティなんですけど、クランクインとクランクアップがあるみたいな」という感覚だそう。

「この企画が始まったおよそ20年前に自分が描いていた青写真では、20年後にこのような形で、日本一周企画をやっているとは思っていませんでした。今回の撮影の合間には、『今から20年後にも、日本一周をやってみたいね』と、ナインティナインのお2人と話していました。どんな形になるか分かりませんけど(笑)」と思いを巡らせたそうだ。

一方の岡村も「撮影が終わると、『あー、終わったな』と、毎回ホッとする感覚ですね」といい、「今回は、FINALなので、本当にやれるだけやり切って、『あとは、(何を言われても)知らんぞ』と。ほとんど、やり逃げですね(笑)」という心境。

矢部は「中居さんは、もちろん一般的にはスーパーアイドルなんですけど、20年以上一緒にやってきて自分がマヒしているのか、中居さんと一緒にいてもそういったことを感じないんですよね(笑)。中居さんは、本当に体を張って何でもやってくれるので、『ホンマはこの人、芸人になりたんじゃないかな』と、時々、思いますよね(笑)」と親密さを伺わせていた。

同シリーズで過去に、オバケのQ太郎、デーモン閣下などさまざまな扮装をさせられたり、巨大なウォータースライダーに落とされたりと、さんざんな目にあっていた中居。今回も、「おいしい赤身の肉が食べたい」というリクエストに対して、大阪でたむらけんじが経営する「炭火焼肉たむら」に中居を連れて行くものの、赤身の肉に合うワインで中居が酔っ払ってしまう。

●「中居&ナイナイ日本一周」の歴史