1997年のソロデビューから今年で20年、主宰する音楽レーベル「ハッツ」が設立15周年というアニバーサリーイヤーを迎えた葉加瀬太郎。8月にリリースされたアルバム『VIOLINISM III』を携えて9月からスタートした全国ツアーでは、映画やドラマで数多くの話題作を生み出した堤幸彦を総合演出に迎え、「架空の古きよきイタリアの田舎町にて繰り広げられる音楽会」という設定でステージを展開。彼ならではのエンターテイメント空間に観客を誘い、魅了している。
WOWOWでは12月27日に東京国際フォーラムで行われる追加公演の模様を独占生中継。それに先立ち、葉加瀬と、総合演出を手がけた堤が顔を合わせた。
葉加瀬は「ステージは毎回、生きている心地がしないくらい怖いです(笑)。でも、ひとたび舞台に上がってお客さんから拍手をもらったら、そんな気持ちなんて忘れてしまうのも確か。僕のショーはひと言でいうと"お祭り"。終わってみなさんがそれぞれ普段の生活に戻った時、曲の断片でも1シーンでもいいから思い出して楽しんでいただければ」と、自らのコンサートへの思いを語る。
それを受け、堤は「葉加瀬さんのコンサートは葉加瀬さんにしか出来ないエンターテイメント。ご覧になっていただければ分かりますが、はじめの予告から客席と一体化するクライマックス、最初から最後までまったく目が離せません。単なる演奏会ではないエンターテイメントショーをぜひご覧下さい」と絶賛した。
お互いの印象について聞かれると、「リスペクトしていますし、もうクセになっちゃってる…恋してるのかな(笑)」(葉加瀬)、「なにより超絶テクニックの表現者でありながら、極めて関西的かつイタリア的な感性(笑)。今までに見たことのないタイプのアーティストです」(堤)と、まさに相思相愛? の雰囲気の二人。
さらに堤からは「葉加瀬さんを含めたツアーメンバーのみなさんで短編映画を撮って、来年のコンサートの幕間で流したい」というサプライズアイデアが飛び出す一幕も。そんな彼らの強力なタッグによって、果たしてどのようなステージが目の前に繰り広げられるのか、ぜひ確かめて欲しい。
『生中継! 葉加瀬太郎コンサートツアー2017「VIOLINISM III」』はWOWOWライブにて12月27日(水曜 18:30~)放送。