不動産情報サービスなどを手がけるライフルは21日、京王線の駅に関するアンケート調査の結果を公開した。京王線沿線に住む500人に、最も住みたい駅や代表的な駅、これから流行りそうな駅など4項目について最も当てはまると思う駅を尋ねた。
最も住みたい駅の1位は84票を集めた調布駅。2位は笹塚駅(60票)、3位は明大前駅(45票)となった。1位の調布駅は「商業地区と住宅街が適度に調和している」「多摩地区でありながら、新宿まで特急で15分と近いから」などが理由として挙がった。都市部へのアクセスの利便性と、自然の残る住環境のバランスの良さが支持されたと思われる。
調布駅は「これから流行りそうな駅」でも173票を集め、1位となった。回答者からは「調布駅前の開発が進み新たなランドマークになるかも」「昔とはだいぶ駅の構造が様変わりしたし、駅前の開発も加速して進んでいるから」といった声が挙がった。2位は仙川駅(68票)、3位は新宿駅(47票)だった。
代表的な駅として最も多く名前が挙がったのは新宿駅。257票と圧倒的な支持を獲得し、2位以下に大きな差をつけた。理由として「その地域に住む人だけではなく、世界に通用する駅だと感じるから」と答えた人もあり、京王線を代表する駅というよりも日本を代表する駅のひとつとして多くの人がとらえていることがうかがえる。
雰囲気が好きな駅については、1位の新宿駅が62票、2位の仙川駅が60票、3位の府中駅は52票と票が分かれた。新宿駅については都会の雰囲気が好きだとする理由が多く、仙川駅は落ち着いた雰囲気でありながらおしゃれな店ががそろっていることを挙げる人が多かった。府中駅については、けやき並木や府中の森公園など自然の残る環境と利便性の高さが共存している環境を評価する声が多く挙がった。