相模鉄道は21日、新型車両20000系の営業運転開始時期について、当初予定していた2017年12月から2018年2月11日に変更すると発表した。

  • 相模鉄道の新型車両20000系。今年8月に第1編成が相鉄線内へ輸送された

新型車両20000系は2022年度下期の開業を予定している相鉄・東急直通線の車両として導入することが発表され、日立製作所笠戸事業所(山口県下松市)で製造された第1編成が今年8月に相鉄線内へ輸送されていた。相鉄グループが取り組む「デザインブランドアッププロジェクト」のコンセプトを反映した濃紺色(ヨコハマ ネイビーブルー)の外装、落ち着きのあるグレーを基調にした内装などが特徴となる。

相鉄線内に到着した後の新型車両20000系について、当初の発表では「車両の整備や各種試験、乗務員の訓練等を行い12月の営業運転開始(予定)に向けて準備を進めてまいります」とされていた。今回の発表では、12月の営業運転開始に向けて準備を進めたが、「地上設備の調整等に時間を要したため」時期を変更することになったと説明している。

「営業運転開始を心待ちにされていた方々には誠に申し訳ございません。新型車両の運行に万全を期すために必要な調整でありますので、ご理解くださいますようお願い申し上げます」と相模鉄道。新たな営業運転開始日は2018年2月11日とされ、詳細については決まり次第、順次案内するという。