星野リゾートは12月21日、1年8カ月のリニューアルを経て、長野県大町温泉に温泉旅館「界 アルプス」を再開業した。四季折々の景色を望む露天風呂や囲炉裏などのファシリティを生かし、信州のぜいたくな田舎体験を提供する。
宿のテーマは「信州の贅沢な田舎を体感する温泉宿」。同旅館は北アルプスの玄関口に位置しており、周辺の観光地へのアクセスがいいことから、中部エリア周遊の拠点としても利用できる。
界そのものは、星野リゾートが運営する温泉旅館ブランドで、4つのブランドプロミス(現代に合うくつろぎを追求した和の空間、地域や季節にこだわったおもてなし、きめ細やかなサービス、うるはし現代湯治)のもと、「王道なのに、あたらしい旅」を提案している。
全国の界では、地域文化を体感できる「ご当地楽」を用意しており、同旅館では施設内にある囲炉裏にて「ディープな田舎体験」を提供する。客室は、宿のテーマに合わせた「信濃もてなしの間」。地域の伝統文化を取り入れた界の客室「ご当地部屋」仕様になっている。地元のきりえ作家・柳沢京子氏や松崎和紙職人・腰原修一氏も、今回のアルプスのリニューアルに携わっている。
「界 アルプス」の客室数は全48室。館内には、ロビー、食事処、大浴場(男女別、露天風呂各1、内風呂各1)、湯上がり処、トラベルライブラリー、ショップ、囲炉裏、スキー乾燥室、中庭などを備えている。チェックインは15時から、チェックアウトは12時までとなる。料金は1泊2食付きで2名1室ひとりあたり2万3,000円から(税・サ・入湯税込)。
所在地は長野県大町市平2884-26で、JR信濃大町駅から車で約15分、または、長野自動車道安曇野ICより車で約40分となる。2018年3月31日までの期間限定で、長野駅から無料バスを運行している。