エン・ジャパンは12月20日、「AIに代替される仕事/されない仕事」に関するアンケート結果を発表した。調査は11月22日~28日、同社運営の転職サイト「ミドルの転職」を利用する転職コンサルタント181名を対象に、インターネットで行われた。
AI導入で無くなる職種
「現在、ミドル世代が担当している業務の中に、10~20年以内にAIに代替されて、無くなってしまう業務はあると思いますか?」と伺ったところ、81%が「あると思う」と回答。昨年の同調査と比べ、5ポイント増加した。
無くなると予想される職種を聞いたところ、「経理・財務・会計系」(42%)、「一般事務・秘書・アシスタント系」(41%)、「コールセンター」(37%)が上位に。いずれの職種でも「決まったことをする定型業務が多いため」という理由が多く見受けらた。
業種については、「IT・インターネット」(41%)、「コールセンター」(41%)、「金融」(34%)が上位に挙がり、特に「金融」業界は、昨年同調査の8位から大幅にランクアップする結果に。理由としては、実際にAIが積極導入されていること、一部の金融機関での人材削減が挙げられた。
AIを導入しても無くならない職種
一方、AIに代替されないであろう職種の上位は、「経営者・COO・経営幹部」(77%)、「経営企画・事業企画系」(46%)、「営業系」(38%)。
業務については、「相手の意図を汲み取り、臨機応変に対応する必要がある業務」(80%)、「他者とコミュニケーションを取りながら進める業務」(63%)、「マネジメント業務」(47%)が上位に並んだ。