健美家は12月19日、「常磐線沿線駅別アパート投資利回りの平均」の調査結果を発表した。調査は、2016年12月~2017年11までに、同社運営の不動産情報サイト「健美家」に登録された新規物件1,170件を集計したもの。
常磐線沿線(上野~取手間)の物件登録があった17駅を対象に、利回りの高い順にランキングした結果、「取手駅」が利回り10.85%で1位となり、平均価格は3,000万円台だった。
次いで、「北小金井駅」(9.89%)、「柏駅」(9.23%)、「南柏駅」(9.16%)が9%台で続き、平均価格は4,000万円台となった。築年数が古いことと、駅から徒歩10分以上であることが、利回りや価格面に反映したとみられる。
以下、5位~17位までは、利回り8%台が4駅、7%台が4駅、6%台が5駅。14位の「新松戸駅」(6.58%)や17位の「北千住駅」(6.35%)は、平均価格も1億円前後と沿線内では高額で、複数路線の接続駅で便利なことと、徒歩10分以内の距離、さらに築年数の浅さが反映されたと推測される。
常磐線沿線は、最も遠い「取手駅」でも都心まで1時間前後で接続。千代田線への乗り入れもあり、東京近郊からのアクセスが良く、利便性が高い沿線。このため、都心から離れている駅でも、13位の「北柏駅」(6.80%)や14位の「新松戸駅」(6.58%)など、築浅・駅近といった条件を兼ね備えれば「低利回り・高価格」の結果となった
なお、上野駅・日暮里駅はアパート物件が少なくランク外。