JR西日本は21日、山口線「SLやまぐち号」と山陰本線観光列車「○○のはなし」の2018年3月以降の運転計画について発表した。2018年の「SLやまぐち号」は3月24日から12月24日まで、土日祝日を中心に92日間運転される。

  • 山口線を走る「SLやまぐち号」。今年9月に新製客車がデビューした

「SLやまぐち号」は山口線新山口~津和野間で1日1往復運転され、おもに蒸気機関車C57形1号機が客車を牽引。今年は9月にSL全盛期の客車を忠実に再現した新製客車(35系客車)がデビューし、11月25・26日のD51形200号機による復活運転(11月26日はC57形1号機と重連運転)も話題となった。今年の「SLやまぐち号」としての運転は12月23・24日までの予定で、2日間ともC56形が牽引。1月1~3日には「SLやまぐち号」と同時刻で臨時列車「SL津和野稲成号」が運転される。

2018年は明治維新から150年の節目の年であり、「維新胎動の地、山口では全県をあげて盛り上げを図ります。それに合わせSL『やまぐち』号も12月まで運転期間を延長するほか、8月のお盆時期にも運転日を設定しています」(JR西日本)とのこと。2018年の「SLやまぐち号」としての運転開始日は3月24日とされ、その後は7月まで土日祝日に運転。8月は1日と土日祝日に加え、お盆の13・14・15日も運転日となった。9月以降は土日祝日の運転(11月23日は除く)となり、12月24日が2018年の最終運転日とされている。

「SLやまぐち号」の定員は245名。2018年も下りは新山口駅10時50分発・津和野駅12時59分着、上りは津和野駅15時45分発・新山口駅17時30分着で運転される。

  • 11月25日の「SLやまぐち号」は蒸気機関車D51形200号機が牽引。翌26日にはC57形1号機との重連運転も実現した

  • 観光列車「○○のはなし」は山陽本線・山陰本線新下関~東萩間(下関駅経由。復路は仙崎駅にも停車)で運転される

山陰本線の観光列車「○○のはなし」は今年8月にデビュー。絶景・美食を楽しめる観光列車として好評だという。定員は60名(1号車和風車両28名、2号車洋風車両32名)で、2018年3月以降も土日祝日を中心に運転。往路は新下関駅9時59分発・下関駅10時21分発・東萩駅12時57分着、復路は東萩駅14時13分発・仙崎駅15時27分発・下関駅17時39分着・新下関駅17時50分着となる。事前予約でこだわりの弁当などを味わえるほか、車内販売カウンターにて沿線自慢の逸品も提供する。