マネジメントベースは12月19日、出世意欲に関するインターネット調査の結果を発表した。調査期間は2017年10月20~23日、対象は一都三県(埼玉・千葉・神奈川)に居住する25歳~34歳までの有職者、有効回答は486人。

同期との仕事面での格差は?

出世意欲について、5択の中から最も近いものを1つ選んでもらったところ、「出世したい/どちらかと言えば出世したい」と答えた割合は49.6%。他方、「出世したくない/どちらかと言えば出世したくない」は24.7%、「出世したくない」11.3%)、「どちらとも言えない」は25.7%だった。

次に出世意欲と属性設問別(性別、学歴等)にクロス分析を実施。「出世したい/どちらかと言えば出世したい」と答えた割合を男女別にみると、男性55.3%、女性42.3%と、男性の方が出世意欲が高かった。

最終学歴別では、大卒・大学院卒57.5%、短大卒41.7%、専門卒35.6%、高卒35.7%と、学歴が高い人ほど出世意欲も高くなる傾向がみられた。企業規模別では、規模が大きくなるほど出世意欲も高くなった。

同期との仕事面(大きな仕事を任される、リーダーとして抜擢がある)での格差別にみると、差が「ついている」人の出世意欲は65.8%、「ややついている」人は60.5%、「あまりついていない」人は48.5%、「ついていない」人は36.0%と、差が「ついている」人と「ついていない」人では約30ポイントの差があることが明らかになった。

  • 同期との仕事面での格差別の出世意欲

同社は「勤務先で出世する/しないの現実感・感覚が乏しい人ほど、出世意欲が低く、ある程度社内で賞与面や仕事面で同期との格差を実感しはじめると、出世意欲が強まっていくのではないかということが考えられる」と分析している。