東京都は12月18日、都内の労働組合を対象とした、2017年の年末一時金要求・妥結状況の最終集計結果(12月14日現在)を発表した。
冬ボーナス、平均79万4,124円
既に妥結した労働組合のうち、前年妥結額と比較可能な563組合の平均妥結額は79万4,124円となり、同一労組の前年妥結額(78万6,851円)と比較すると、金額で7,273円、率で0.92%増加した。増加は5年連続で、伸び率は前年(0.17%)より0.75ポイント拡大した。
ボーナスの平均妥結額を月給と比較した場合、平均賃金(32万3,127円・39.5歳)の2.46カ月分に相当する。
産業別・業種別(5組合以上、30業種)の平均妥結額をみると、最も高かったのは「教育、学習支援」の116万447円。次いで「私鉄・バス」が99万1,275円、「建設」が95万8,737円と続いた。反対に最も低かったのは「印刷・同関連」の43万7,140円だった。
前年比では、「建設業」が12.45%増でトップ。以下、「複合サービス事業」が4.11%増、「電子部品・デバイス・電子回路製造業」が4.04%増と続いた。一方、最も低かったのは「金融・保険業」の10.70%減で、次いで「電気機械器具」が5.60%減、「パルプ、紙、紙製品」が4.40%減となった。
要求を提出した労働組合のうち、前年要求額と比較可能な613組合の平均要求額は84万4,561円。同一労組の前年要求額(84万1,767円)との比較では、金額で2,794円、率で0.33%増加した。