俳優の役所広司が主演を務めるTBS系日曜劇場『陸王』(毎週日曜21:00~)の第9話が17日に放送され、平均視聴率が15.7%だったことが18日、わかった(関東地区、ビデオリサーチ調べ)。
初回14.7%、第2話14.0%、第3話15.0%、第4話14.5%、第5話16.8%、第6話16.4%、第7話14.7%、第8話17.5%と推移。第9話は15.7%となり、自己最高を更新した前回から数字を落としたが、好調をキープした。
『半沢直樹』や『下町ロケット』で知られる池井戸潤の同名小説を原作とする同ドラマは、かつては隆盛を誇った倒産寸前の足袋業者「こはぜ屋」が、仲間たちと共に復活を目指し、ランニングシューズ「陸王」の開発に挑んでいく物語。主人公の「こはぜ屋」四代目社長・宮沢紘一を役所広司、その長男・宮沢大地を山崎賢人、実業団「ダイワ食品」陸上競技部員・茂木裕人を竹内涼真が演じている。
第9話では、シルクレイの製造機が故障し、生産再開に必要な1億円の目途が立たず窮地に追い込まれた宮沢社長(役所)は、米国企業「フェリックス」御園社長(松岡修造)からの買収案に悩み、こはぜ屋の従業員たちの間でも意見が分かれる。そして、飯山(寺尾聰)の助言も受け、宮沢は御園に強気な業務提携を提案するも、意見はまとまらず言い争いに。一方、陸王の供給がストップしてしまった茂木(竹内)は、「アトランティスのRIIを履いてくれれば、ダイワ食品陸上部を資金面でも支援する」という小原(ピエール瀧)の言葉に、本意ではないがRIIを履くことを決意する、といった展開だった。
大きな見せ場となった宮沢と御園の社長バトルでは、役所と松岡が熱い名演技を披露。「最後の役所さんと修造さんの演技はめっちゃ鳥肌立ったわ!!」「松岡修造良い。ベテランの役所広司さんと対等にやりあってる。すごい」「今日の陸王もよかった。役所広司も松岡修造も名演技だった」「陸王役所広司さんVS松岡修造さんの対峙することお二方の演技に引き込まれました」などと絶賛の声が上がった。