データ通信が可能な状態でさえあれば、いつ・どこでも届く「通知」はiPhoneに欠かせない存在。アプリの最新情報がインターネット経由でほぼリアルタイムに届くため、情報の鮮度が重要なニュース/天気予報アプリは通知によって成立しているといっても言い過ぎではないはずだ。

アプリを初めて起動したとき許可を与えることにより、そのアプリから通知が届くようになるが、ジャマに感じる場合は許可を取り消すと以降の通知が届かなくなる(通知のオフ)。あまりに通知件数が多いアプリ、自分にとって通知の内容が有益とは思えないアプリは、通知をオフにすることが基本的な対応策だ。

しかし、通知のオフはアプリ1つ1つに対し行わなければならない。インストールした全アプリを対象に通知を一括オフにすることはできないのだ。ホーム画面でアイコンを振動させてアプリを削除(アンインストール)すれば、そのアプリの通知も届かなくなるが、一時的に通知をオフにしたい場合はそうもいかない。数百のアプリをインストールしている場合、通知をオフにする操作を数百回繰り返さねばならないということだ。

そんな場合、妥協策に頼るのも一計だ。通知は届いても音が鳴ったり振動したりしなければOK、というのであれば「おやすみモード」という手がある。届いた通知は「通知センター」に蓄積されていくが、自分で通知センターを見に行かないかぎり通知が目に入らないのだから、効果としては通知のオフに近いものがある。

手順はかんたん。『設定』→「おやすみモード」の順に画面を開き、通知欄にある「常に知らせない」にチェックを入れる。その後、通知を見たくなくなったタイミングでコントロールセンターを開き、三日月デザインのボタンをタップして「おやすみモード」をオンにすれば、続々届く通知に心をザワつかせることはなくなるはずだ。

操作手順をカンタン解説

  • iPad iPhone Hacks

    1 こちらの状況に関係なく届く「通知」は、アプリ単位で個別に停止させることが基本だ

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    2 しばらく通知を目にしたくない場合には、『設定』→「おやすみモード」の順に画面を開き通知の設定を行う

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    3 「常に知らせない」にチェックを入れる

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    4 コントロールセンターで三日月ボタンをタップして「おやすみモード」をオンにすれば、おやすみモードがオフになるまで通知を目にせずにすむ