カレンダーにイベントを登録するとき、タイトルと開始/終了時刻を入力するのは当然として、「場所」はどうしているだろうか。市町村の行政区分か駅名か、自分でわかる地名を適当に入力している人が大半だろう。それで用が足りてしまうが、もうひと工夫するとより便利な機能を利用できるのだ。

「場所」をタップすると「場所を入力」フィールドが現れ、ソフトウェアキーボードによる文字入力が可能な状態になるが、そのとき目的地の名称や住所の一部を入力すると、条件が一致する候補が現れるはず。そのとき、赤色ピンと灰色ピンの2種類が表示されるはずだが、特別な事情がないかぎり赤色ピンを選択すること。なぜなら、赤色ピンを選択しないかぎり「現在地にあわせて移動時間を計算する機能」を利用できないからだ。

たとえば、イベントの場所が秋葉原のとき、場所として赤色ピンで表示された「秋葉原駅」を選択すると、現在地を基準として秋葉原駅に到着するまでの時間をカレンダーに表示してくれる。移動手段はクルマと電車の2種類を選択できるから、かなり実態に即した移動時間がわかるはずだ。

逆にいうと、イベントの場所までの移動時間を表示したい場合は、赤丸が表示されるよう検索ワードを意識する必要がある。たとえば「都庁展望台」ではピンポイント過ぎるのか灰色ピンになってしまうが、「東京都庁」とすれば赤丸で表示される。

なお、移動開始時刻前の一定のタイミングでユーザに対し通知を行う設定にもできる。選択肢は移動開始時(0分)と移動開始5分前/15分前/30分前、1時間前/2時間前、1日前/2日前/1週間前といくつかあるので、イベントの内容にあわせて選ぶといいだろう。

操作手順をカンタン解説

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    1 イベントの場所に関連する地名/駅名などを入力し、候補に表示されたもののうち赤丸が付いたものをタップする

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    2 イベント入力画面で「移動時間」をタップする

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    3 「位置情報に基づく」にチェックを入れる。クルマと電車の2種類があるので注意

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    4 現在地からイベントの場所までの所要時間が自動的に表示されるようになる