「スター・ウォーズ」シリーズ最新作『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』が15日に公開を迎えたことを記念し同日、お笑い芸人でイラストレーターの鉄拳が制作した前作『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』を振り返るパラパラ漫画が公開された。
主人公レイの視点で物語を追ってその心情を細やかに描き出す、前作でありながら新しい作品となっているこのパラパラ漫画は、「STAR WARS」ロゴでスタートし、独特の手描きタッチで描かれたストームトルーパーの一群が登場。鉄拳のパラパラ漫画ならではの回転する視点で、砂漠の惑星ジャクーで家族を待ち続けるヒロインのレイの孤独が描かれていくが、そんな彼女のもとにキュートなドロイドBB-8が現れ彼女の運命は一変し、伝説のジェダイ、ルーク・スカイウォーカーを追い求める壮大な冒険に巻き込まれていく。
運命に導かれ、ダース・ベイダーを継ごうとしているカイロ・レンとライトセーバーを構えて直接対峙することとなったレイだったが、戦いの中で強大な“フォース”を覚醒させていく。そして、カイロ・レンを倒し、ルークのもとへ辿りついたレイは、万感の思いを込めてライトセーバーをルークに渡すが、その先に待つものは一体……。最新作『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』は、まさにこのラストシーンから物語が始まることになり、最新作への期待がさらに高まる作品となっている。
この作品を鉄拳に依頼した理由について、配給元のウォルト・ディズニーは「スター・ウォーズは宇宙での壮大な戦いが描かれている作品ですが、その根底にあるのは家族の愛と葛藤の物語です。最新作『最後のジェダイ』は前作『フォースの覚醒』のその後を描いており、最新作をより楽しんでいただくための振り返り作品、特に主人公レイの心情を中心とした作品を作成したいと考えました。『フォースの覚醒』でのレイの孤独な姿やフォースを覚醒させていく彼女の心情を、細やかに丁寧に描いて頂けるのは鉄拳さんしかいない!と思い依頼をさせていただきました」とコメント。
鉄拳は「普段は1秒6枚のパラパラ漫画でしたが、レイとカイロ・レンとの戦いはスローな動きにならないよう、初めて1秒12枚にしてみました。映画の場面を、そのまま模写するのではなく、自分の視点で想像しながら描きました」と作品へのこだわりを説明。さらに「小学生の頃、ビンのジュースの蓋の裏に『スター・ウォーズ』の画像がプリントされていて、よく集めました! ジョン・ウィリアムズのレコードも買ってダース・ベイダーのテーマをよく聴いていました」と少年時代のスター・ウォーズとの思い出を明かし、「僕も普通のファンなので、『スター・ウォーズ』のパラパラ漫画を描いている時は楽しかったです!『最後のジェダイ』を観るのも楽しみです」と語った。