女優の仲間由紀恵と俳優の工藤阿須加が14日、カンテレ・フジテレビ系ドラマ『明日の約束』(19日21:00~最終回)のクランクアップを迎えた。
自殺した生徒の母親で、息子を愛しすぎるゆえの過度な拘束や言動から"毒親"として注目を集める役柄を演じた仲間。複雑な家族問題の舞台となった自宅での撮影でクランクアップし、スタッフの拍手を受け、「今回、すごく難しい役どころをいただいたと思っていたのですが、真紀子は視聴者に問いかける役割の人なのだと思い『こんな風かな、あんな風かな』と自分の中でも試行錯誤しながら演じさせていただきました」と話し、「最終回は、視聴者の皆さまもご自身の心の中と照らし合わせながら、ぜひご覧いただけたらと思います」と呼びかけた。
一方の工藤は、主演の井上真央演じるスクールカウンセラー・日向と結婚を考えながら、鬼の形相で日向にDVを働いてしまったシーンが話題に。クランクアップは、井上との2人のシーンで、花束を渡されると、「僕にとってはすごく大切な作品です。初めて、"ひょう変"する役を演じるなど、新しいことに挑戦させていただいた現場でした」と振り返った。
また、「自分の中でも、自分が大きく変わったんだろうな、という気持ちがあり、周りからも『顔つきが変ったね』と、この作品に入ってから言われました。あらためて、このような機会を与えてくださった皆さんに感謝しています」とあいさつし、「日向と本庄の関係性もどうなるのか、ぜひ、最終回を楽しみにしていてください」とメッセージを寄せた。
19日の最終話では、日向が生徒の自殺について「いちばん許せないと思っている人」を名指しし、母親との関係でもとある決断を下す。