アップルは12月14日、iMacシリーズのハイエンド機種「iMac Pro」を発売した。公表されていなかった日本での価格は558,800円 (税別)から。販売開始時点の購入で、標準構成の出荷開始はクリスマス前。14コアまたは18コアのIntel Xeon Wプロセッサを選択すると出荷が6〜8週間後になる。
iMac Proはクリエイターや開発者、研究者といったプロユーザーのニーズに応えるワークステーションクラスの性能を持つiMac。CPUにIntel Xeon Wプロセッサ、グラフィックスにRadeon Pro Vegaを搭載する。標準構成 (558,800円)は以下の通り。
- CPU:3.2GHz 8コアIntel Xeon Wプロセッサ (Turbo Boost使用で最大4.2GHz)
- メモリ:32GB 2,666MHz DDR4 ECC
- ストレージ:1TB SSD
- グラフィックス:Radeon Pro Vega 56 (8GB HBM2メモリ搭載)
- 付属品:Magic Mouse 2 (スペースグレイ)、Magic Keyboard (テンキー付き、スペースグレイ)
今年6月にWWDC17でiMac Proの開発発表が行われた際に、CPUの選択肢は8コア (3.2GHz)/10コア (3.0GHz)/18コア (2.3GHz)となっていたが、14コア (2.5GHz)も選択可能。18コアXeon Wプロセッサ、Vega 64グラフィックス、128GBメモリ、4TB SSDの最高構成だと価格は1,460,800円 (同)になる。Magic Trackpad 2やVESAマウントアダプタキットもオプション追加で用意されている。
そのほかのスペックは、ディスプレイが27インチ (5,120×2,880ピクセル)のRetina 5Kディスプレイ。10Gb Ethernet、1080p FaceTime HDカメラ、ステレオスピーカー、マイク、3.5ミリ・ヘッドフォンジャック、USB 3ポート×4、USB-C (Thunderbolt 3)ポート×4、SDXCカードスロットなどを備える。ワイヤレスはWi-Fi (802.11 a/b/g/n/ac)とBluetooth 4.2。
アップルはまた、同社初の「Thunderbolt 3 (USB-C)ケーブル」を14日に発売した。長さは0.8メートル、価格は4,200円。