楽天は12月14日、携帯キャリア事業への新規参入を表明した。総務省が2018年1月から2月に受け付けを予定している、第4世代携帯電話システム用周波数(4G)の追加割り当てに申請する。周波数割り当てが認められた場合、楽天はNTTドコモ、KDDI、ソフトバンクに続く第4のキャリア(MNO事業者)として、携帯キャリア事業に参入。サービス開始は2019年内を予定し、1,500万以上のユーザー獲得を目指していく。
MNO市場に楽天が参入することで競争を活発にし、市場全体を見据えた携帯電話の利用料値下げを狙う。楽天モバイルで培ったMVNO事業者としてのノウハウも生かし、利用しやすい携帯電話の料金を設定していく。楽天は、Eコマース、旅行予約サイト、クレジットカード事業などを行う楽天グループのシナジーを強みとし、今後ユーザーへ包括的なサービスを提供していくとしている。