エン・ジャパンは12月12日、「年収1,000万円以上の転職」に関するアンケート結果を発表した。調査は10月18日~24日、同社運営の転職サイト「ミドルの転職」を利用する転職コンサルタントを対象に、インターネットで行われた。有効回答数は126名。

年収1,000万円以上の求人が増加傾向

  • エン・ジャパン「年収1,000万円以上の転職」 昨年と比較して、年収1,000万円以上の求人は増えていますか?

    昨年と比較して、年収1,000万円以上の求人は増えていますか?

転職コンサルタントに「昨年と比較して、年収1,000万円以上の求人は増えていますか?」と質問したところ、37%が「増えている」と回答。昨年の同調査と比べ、11pt増加した。

年収1,000万円以上の求人トレンド

  • エン・ジャパン「年収1,000万円以上の転職」 年収1,000万円以上の求人トレンド

    年収1,000万円以上の求人トレンド

次に、年収1,000万円以上の求人募集の特徴について調べたところ、企業の特徴は「外資系企業」(65%)が最も多く、次いで「大手企業」(43%)。役職は「本部長・事業部長クラス」(72%)や「部長、次長クラス」(58%)、職種は「経営企画・事業企画」(64%)や「経営者・COO・経営幹部」(55%)がトレンドであることが明らかに。また、募集の背景としては、「既存事業の拡大を目指したマネジメントポジションの募集」(64%)、「既存事業の拡大を目指したスペシャリストの募集」(44%)、「急成長企業における経営・役員層の強化」(33%)が上位に並んだ。

年収1,000万円以上に求められる能力

  • エン・ジャパン「年収1,000万円以上の転職」 年収1,000万円以上の求人で採用される求職者に、共通する仕事の能力

    年収1,000万円以上の求人で採用される求職者に、共通する仕事の能力

次に、年収1,000万円以上のポジションで採用される人に共通する能力を調べた結果、1位「問題意識に基づき、課題や目標を設定する能力」(58%)、2位「立場や価値観の違う社内外の関係者同社を調整し、まとめる能力」(42%)、3位「自分の見解やビジョンを周囲に伝え、動かす能力」(39%)となった。

また、年収1,000万円以上のポジションの求人について「今後減っていく」と回答した人はわずか9%にとどまり、60%の人が「増えていく」と回答した。