LCCのPeach Aviationは12月13日、釧路=大阪(関西)線を2018年8月1日に開設することを発表した。釧路=大阪線は1日1往復運航の予定で、「ひがし北海道」路線の開設は、LCCとして初めてとなる。

  • 「ひがし北海道」路線の開設はLCC初となる

    「ひがし北海道」路線の開設はLCC初となる

ひがし北海道とは、北海道東部の知床地区、釧路地区、富良野地区、十勝川温泉地区等を総称する地域。世界自然遺産の知床や4つの国立公園があり、また、阿寒湖、摩周湖、知床国立公園は、ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンにて3つ星評価を受けている。今回のPeachの就航により、国内外のより多くの人々にひがし北海道へ気軽に訪問できるようになる。また、ひがし北海道地域の住人にとっても、年間を通じ、関西空港への直行便が就航することにより、近畿圏へのアクセスがより容易になる。

代表取締役CEOの井上慎一氏は、「来年は、"北海道"が誕生して150年という記念の年となります。Peachは、その記念すべき2018年に"ひがし北海道"の釧路と関西空港を結ぶ路線を開設します。また、2018年度には、新千歳空港を拠点化し、今後道内路線の開設も検討しています。北海道を日本の北の玄関口にし、国内外から多くのお客さまを北海道の各地にお連れし、北海道の活性化と地方創生に尽力してまいります」とコメントしている。 なお、航空券の販売開始は2018年1月下旬を予定しています。

Peachの北海道路線に関して、2012年3月の運航開始時に、札幌(新千歳)=大阪(関西)線を就航した。その後、2017年9月には札幌(新千歳)=仙台・福岡・台北(桃園)線就航、2018年8月には釧路=大阪(関西)線就航へ、2018年度内に新千歳空港拠点化へとつなげていく予定となっている。

Peachはこれまで、JR北海道と連携して「Peachひがし北海道フリーパス」を発売。Peach利用者が、新千歳空港からJR北海道を利用して、富良野、網走、帯広、根室、釧路などのひがし北海道の周遊旅行がお得にできるフリー切符を販売している。

路線は、MM126(12:30釧路発/15:00関西着)とMM125(9:50関西発/11:50釧路着)の1日1便で、運航期間は2018年8月1日~10月27日となる。価格は片道5,290円~3万1,590円(シンプルピーチ)を予定している。なお、支払手数料や空港使用料等が別途必要となり、手荷物の預けや座席指定には、別途料金が発生する。コンタクトセンターや空港カウンターにて購入の場合、別途予約手数料がかかる。