プラネットは12月13日、ポイントカードに関する意識調査の結果を発表した。調査は、インターワイヤード運営のネットリサーチ「DIMSDRIVE」が実施したもので、同モニター3,751名(男性2,291名、女性1,460名)が対象。調査期間は10月26日~11月10日。
主婦は日用品、会社役員は高額商品向けのカードを利用
はじめに、現在利用しているポイントカードの種類を聞いたところ、1位は「共通ポイントサービスカード」(64.6%)となり、以降、2位「ドラッグストアのカード」(56.1%)、3位「家電量販店のカード」(54.4%)、4位「スーパーマーケットのカード」(52.8%)と続いた。
職業別に見ると、「専業主婦(主夫)」は、「ドラッグストアのカード」「スーパーマーケットのカード」「雑貨店や衣料品店のカード」の利用が多く、日頃の買い物でポイントカードを駆使し、倹約に努めている姿が想像される結果に。一方、「会社役員・経営者」の割合が高かったのは、「家電量販店のカード」「百貨店のカード」「マイレージカード」などで、商品単価の高いカテゴリが上位に並んだ。
複数持ちがあたりまえ
普段利用しているポイントカードの枚数は、「2~3枚」(38.2%)が最多。次いで「4~5枚」(29.7%)、「6~7枚」(9.7%)と、複数持ちがあたりまえという結果に。また、ポイントカードを使う機会が「増えた(とても増えた+ちょっと増えた)」という人は20.2%となり、「減った(ちょっと減った+とても減った)」(3.9%)を大きく上回った。
ポイントカードを使う機会が増えた理由を聞くと、「ポイントがたまりやすいから(○倍の日があるなど)」(50.5%)や「一枚のカードでいくつものお店のポイントを兼用できるようになったから」(48.9%)が約半数に達し、上位に。次いで「ポイントの使用が簡単にできるようになったから」(25.3%)、「ポイントカードの併用ができるようになったから(2種類のポイントを同時にためられるなど)」(21.6%)と続いた。
貯めたポイントの使い方
次に、貯めたポイントをどのように使っているのかについて調査した。結果は、「ポイント数に応じて値引き券に交換してもらう」(61.6%)が断トツの1位に。以降、「ポイント数に応じた割引サービスを利用する」(32.2%)、「換金する」(28.4%)、「他の共通ポイントに交換する」(25.3%)と続いた。
そこで、ポイントをより効率よくためるため、買い物の集約などを意識しているかを尋ねたところ、"意識している"計が65.8%と多数を占めた。同じ商品ならポイントの付く店で買ったり、よく利用する店を限定するなど、ポイントカードの有無が消費行動に影響していると考えられる結果となった。
カードの携帯方法、アプリが増加傾向も財布が断トツ
続いて、ポイントカードをどのように携帯しているか調べた結果、「財布」に入れて持ち歩いている人が87.2%と圧倒的。次点の「モバイル・スマホのアプリ」(12.0%)に大差をつけた。
しかし、性年代別に見ると、20代では「モバイル・スマホのアプリ」が29.6%。30代・40代でも「モバイル・スマホのアプリ」が15%を超えるなど、若年層を中心に「アプリ」でポイントを利用している人が増加傾向にあるよう。ただし、20代~40代では「財布」も90%を超えており、「アプリ」に対応していないポイントサービスもあることから、従来のカード式と併用している人が多いことが伺えた。