大井川鐵道は冬の名物列車として人気の「おでん列車」を今年度も運行すると発表した。今季は2月3・4日を除く1月13日から3月4日までの土日、計14日間の運行となる。

  • 蒸気暖房イメージ

  • 「おでん列車」車内

「おでん列車」は参加者専用の貸切としたお座敷客車をSL列車「かわね路号」に連結し、車内でおでんを楽しむ企画。参加者は金谷駅に集合し、普通電車に乗ってSL発車駅の新金谷駅へ移動。「おでん列車」に乗り換え、千頭駅まで乗車する。千頭駅からの復路はフリー行程となる。「おでん列車」の運転時刻は新金谷駅11時52分発・千頭駅13時9分着。

お座敷客車には、1980年に西武鉄道から譲渡された電車を改造して畳敷きにした車両「ナロ801」が使用される予定。茶色に青帯の塗色が他のSL客車にない特別感を演出し、蒸気機関車で発生した蒸気を車内にまわす蒸気暖房のおかげで暖かく過ごせるという。

参加費は大人6,000円、小学生4,300円。参加費には往路SL急行券とお座敷客車の特別車両券、金谷~千頭間往復フリーきっぷ、手作りおでん、弁当、缶ビール・ペットボトルのお茶各1本(子供はジュース1本)、保険料が含まれる。飲食物の持込みも自由。乗車予約は大鉄観光サービスにて電話で受け付ける。1日あたりの定員は32名で、定員に達し次第、締切となる。