GMOインターネットグループは12月12日、給与の一部をビットコインで受け取れる制度の導入を決定したと発表した。これにより、仮想通貨のさらなる普及・発展を進めていく。
10%の「奨励金」も支給
同制度では、本人の希望(申し込み)により、給与の手取り支給額の一部をビットコインで受け取ることができる。対象は、国内グループ従業員4,000人超。申込金額は、下限1万円~上限10万円まで1万円刻みで購入が可能。申込金額分を給与から天引きする方法で、同金額相当をビットコインの購入に充てる。
購入したビットコインは、給与支給日に「GMOコイン」で開設した各パートナーの口座へ振り込み、会社は申込金額の10%を「奨励金」としてパートナーに手当を支給する。なお、ビットコイン支給額の換算レートについては検討中とのこと。
まずはGMOインターネットの2018年2月給与分(3月支払い)から導入し、順次グループ全体へと広げていく予定。
同社グループは、2017年5月の仮想通貨売買・FX事業の開始を皮切りに、仮想通貨分野への取り組みを本格化。2018年1月からはビットコインの採掘(マイニング)事業への参入を計画している。このような仮想通貨への取り組みを一層強化していくためには、まずは従業員が積極的に仮想通貨に触れることが、「仮想通貨リテラシーの向上と、仮想通貨事業の発展に不可欠」と考え、同制度の導入を決定したとしている。