ヤマハと東日本旅客鉄道は12月18日より、成田空港駅・空港第2ビル駅構内にて、ヤマハが開発したアプリケーション「おもてなしガイド」を活用した多言語サービスの実証試験を実施する。同試験は、日本語のアナウンス放送を手持ちのスマートフォン等に多言語に翻訳された文字として表示し、訪日外国人や音を聞きづらい利用者等への情報提供の充実を目指す。
ヤマハと東日本旅客鉄道は12月18日より、成田空港駅・空港第2ビル駅構内にて、ヤマハが開発したアプリケーション「おもてなしガイド」を活用した多言語サービスの実証試験を実施する。同試験は、日本語のアナウンス放送を手持ちのスマートフォン等に多言語に翻訳された文字として表示し、訪日外国人や音を聞きづらい利用者等への情報提供の充実を目指す。
「おもてなしガイド」は、手持ちのスマートフォン等で日本語で流れているアナウンスの内容をインターネットに接続することなく、任意の言語に翻訳された文字で表示することができる。対応機種と対応環境はiOS 8.0 以降/Android 4.4以降で、使用料金は無料(アプリダウンロード等における通信料は利用者負担)となる。
「おもてなしガイド」の翻訳機能を駅の放送装置と組み合わせ、駅構内でながれる列車発着案内等のアナウンス放送の一部を文字情報として、利用者のスマートフォン等に日本語や任意の外国語で表示する。対象言語は日本語、英語、中国語(簡体字・繁体字)、韓国語、タイ語、フランス語、スペイン語となる。
試験期間は12月18日から当面の間を予定。今回の試験では、列車走行音や各種案内放送等、大小様々な音声が集まる駅構内において、音声認識の正確性やシステムの安定性等、技術的な課題を確認する。実施箇所は、成田空港駅および空港第2ビル駅のコンコース及びホームとなる。