女優の高畑充希が主演を務めるテレビ東京系ドラマスペシャル『忘却のサチコ』(2018年1月2日23:15~)の追加出演者が12日、明らかになった。
同作は『週刊ビッグコミックスピリッツ』にて好評連載中の阿部潤による同名漫画をドラマ化。同僚から"鉄の女"と呼ばれる文芸編集者・佐々木幸子(高畑)は、結婚式当日に新郎が突如失踪したことをきっかけに、旨いものをただひたすらに味わった瞬間に達する美食の境地"忘却"を求めて美食道へ足を踏み入れる。
サチコが担当する、紫綬褒章受章作家松岡淳二を演じるのは鹿賀丈史。大御所作家である松岡は、人には公表していないある秘密を抱えている。サチコを見守る文芸誌の編集長・白井智昭役に吹越満、サチコを心配する母・佐々木和代役にふせえり、傷心のサチコと出会うおばあちゃん役に大方斐紗子をむかえる。さらに逢沢りな、重岡漠が同僚役を演じる。
鹿賀は「若くて優秀なサチコという編集者に対して、ある事柄を通じて、人間は単純で一元的なものではなく、いろいろな側面があるということ、無駄や心の遊びが必要ということを身をもって見せるという、人間として、とても正直な面白い役柄を楽しく演じさせてもらいました」と振り返る。「人にものを教えたり伝えたりする時に、言葉でなく、自分の存在を見せる、という事で、初日からなかなか(インパクトの強いシーンの撮影で)面白かった」と笑顔を見せた。
高畑も「クランクインで鹿賀さんとご一緒した、あるシーンが、私史上1番インパクトのあるクランクインでした(笑)」と加賀と同じシーンを思い浮かべている様子。原作ファンでもある高畑は「この役を鹿賀さんがやってくださるなんて、本当に、大感激です!」と喜んだ。
また撮影中は共演者に見守られていたというが、「サチコさんは、いわば全編ボケっぱなしという感じで(一人ボケの)辛いところもあるにはあったのですが、編集長役の吹越さんが突っ込んでくださって、サチコさんを転がして遊んでいただけたので、撮影中は、神様に見えました。大好きな先輩です!」と感謝を表した。