アイドルグループ・嵐の櫻井翔が、日本テレビ系で放送されるピョンチャン五輪番組(来年2月)のスペシャルキャスターに就任することが11日、明らかになった。櫻井はこれで、6大会連続・6度目の五輪キャスターとなる。
櫻井は、08年の北京大会から、10年のバンクーバー、12年のロンドン、14年のソチ、16年のリオと続けてキャスターを務めているが、今回のピョンチャン五輪は日本からの近さを生かし、過去最大規模での現地取材を予定。「フィギュアスケート」は序盤の団体から取材するほか、メダルラッシュが期待される後半の「ショートトラック」「スピードスケート」まで、現地からレポートする。
冬の五輪のイメージは「とにかく寒い!」という櫻井。印象に残っているのは「ソチ五輪の浅田真央選手のフリーの演技ですね。上を向いて、少し震えて最後のポーズをとる姿に『万感の思い』というのはこういうことを言うのかな、というか、本当に鳥肌が立って身震いしましたね。本当に目の前で見て、全体と、天井に設置してあるビジョンの中の表情のアップと、感動という言葉では足りないくらいの強烈な思いを感じましたね」と振り返る。
今回の注目選手は「スピードスケート・チームパシュート」の高木美帆・菜那姉妹に加え、スノーボードの鬼塚雅選手の名前を挙げ、「19歳というかわいらしい部分と、金メダルを狙いに行きます、という強い思いとのギャップが魅力です」と紹介。
今年は『24時間テレビ』をはじめ、長時間の生放送の出演が多かったが、「『オリンピック中継』も時間が長いのですが、関係各所みなさんに安心して任せて頂けるように頑張りたいです」といい、「個人的には例年以上に現地に長くいられそうなので、選手の熱気だけではなく、大会そのものの熱気、盛り上がりもお伝えできたら」と意気込みを示した。
日本テレビスポーツ局の木村拓也プロデューサーは、櫻井の起用について「『わかりやすさ』『選手との絶妙な距離感』『選手へのリスペクト』を兼ね備えての取材は、余人をもって代えがたいものであると確信しています」と信頼。「華やかな舞台までの努力・苦労を乗り越えての、たくさんのアスリートの歴史的瞬間を、隣国の近さを生かした過去最大規模の現地取材で、櫻井さんとお伝えする予定です」と予告している。