ドリルは12月8日、同社運営の「通勤総合研究所(通勤総研)」にて実施した、「通勤時の荷物と恋愛」に関する調査結果を発表した。調査は11月2日~7日、首都圏に電車通勤する20~50代の有職女性600名を対象に、インターネットで行われた。

通勤時の財布と荷物の実態

  • 「通勤時の荷物と恋愛」  通勤時の財布と荷物の実態

    通勤時の財布と荷物の実態

調査の結果、通勤時の財布の厚さは平均で35.1mm、所持している現金は1万5,610.8円、カードは20.1枚、レシートは2.9枚となり、自分の財布を厚いと感じる人は70.8%だった。

通勤時の荷物の重さは平均で2.2kg。バッグの中身のアイテム数は平均11.1個となり、自分の荷物を重いと感じる人は84.2%だった。

荷物が重い人と軽い人との違い

  • 「通勤時の荷物と恋愛」  ・荷物が「重いと感じない人」と「重いと感じる人」との比較

    荷物が「重いと感じない人」と「重いと感じる人」との比較

続いて、荷物が「重いと感じない人」と「重いと感じる人」の荷物の重さを比較したところ、両者の差は約1,233gという結果に。また、持ち歩くアイテム数では、平均約3.2個の差があることがわかった。

通勤時にイライラする回数は、荷物が「重いと感じない人」(約250.3回)よりも、「重いと感じる人」(約370.2回)の方が年間約120回多い結果に。通勤のストレス度合い(ストレスが高い順に10~0点)については、荷物が「重いと感じない人」は約4.7点、「重いと感じる人」は約5.6点と、1点近くの差となった。

  • 「通勤時の荷物と恋愛」  荷物が「重いと感じない人」と「重いと感じる人」の心理や行動の違い

    荷物が「重いと感じない人」と「重いと感じる人」の心理や行動の違い

次に、通勤時に荷物が「重いと感じない人」と「重いと感じる人」の心理や行動の違いについて調査したところ、通勤時に荷物が重いと感じる人は、そうでない人より、「通勤時に自身の荷物が多くて嫌な顔をされた」が24.0pt、「アフター5を楽しめなかったことがある」が31.6pt、「身体の不調を感じる」が14.1pt高いことが判明。さらに、所持アイテム数が増えるにつれて、「イライラ」や「不調」を感じる割合が多くなる傾向がうかがえた。

スマホで荷物を軽量化

  • 「通勤時の荷物と恋愛」  荷物を減らすために工夫していること

    荷物を減らすために工夫していること

荷物を減らすために工夫していることを聞くと、「バッグの整理」(54.7%)や「ゴミを捨てる」(38.3%)に続いて、「定期券や手帳、本や音楽などをスマホ化する」(29.0%)が上位にランクイン。また、スマホ定期利用者とIC定期利用者の財布の厚さを比較すると、スマホ定期利用者(29.7mm)の方が、IC定期利用者(40.3mm)よりも1cm以上薄かった。