コンデナスト・ジャパンは12月7日、博報堂DYメディアパートナーズと共同で実施した「ミレニアル世代」のファッショブランド意識調査の結果を発表した。
3割超が「購入したいブランドがある」
ミレニアル世代とは、2000年代に成人を迎える1980年~2000年初頭生まれの世代を指す。同調査では、ミレニアル世代と37歳以上の世代の特徴を比較。有効回答は、博報堂DYメディアパートナーズが有する「Querida」パネル分が16~36歳の女性1,549人、37~55歳の女性516人、コンデナスト・ジャパンIDパネル分が17~39歳の女性302人。
ファッションブランドへの考え方をみると、「いつか絶対購入したい憧れのブランドがある」と答えた割合は、ミレニアル世代34%、37歳以上21%と、高級ブランドへの関心が低くなっていると思われがちなミレニアル世代の方が高い結果となった。
ミレニアル世代に高級ブランドはどのような存在か質問すると、「上質なもの・洗練されているもの」(33%)、「自分を高めてくれるもの」(21%)、「ステータス」(9%)の3項目で上の世代の回答を上回った。
高級ブランドに求めるイメージは、上の世代の1位は「女性らしさ」(48%)。一方、ミレニアル世代の1位は「上品」(40%)で、以下、2位「シンプル」(31%)、「スタイリッシュ」(22%)と続いた。
さらにファッション購買額が高いミレニアル世代を「ラグジュアリーミレニアルズ」(LM)、うち年間50万円以上のファッション支出があるミレニアル世代を「スーパー・ラグジュアリーミレニアルズ」(SLM)と定義し、分析。その結果、「教育熱心な家庭で育った、自立した会社員。旅行やアート鑑賞など、『体験消費』を重視している」といった特徴が浮き彫りになった。