ランスタッドは12月8日、「ランスタッド・エンプロイヤーブランドリサーチ2017」から、働き手が考える「理想的な職場」に関する調査結果を発表した。調査期間は2016年11月~12月、調査対象企業は5,495社(日本国内220社)、調査対象国は26カ国・地域、有効回答は18~65歳の個人16万人(日本国内5,292人)
理想的な職場、日本人は「職場環境の快適さ」が最多
勤務先を選ぶ上で重要視される9項目から、理想的な職場に欠かせないと思うものを回答してもらったところ(複数回答)、日本人は「職場環境の快適さ」を挙げた人が最も多く60%。一方、グローバル平均は43%にとどまり、その差は17ポイントもあった。
また「キャリアアップの機会がある」を重要視する人の割合は、グローバルでは9項目中、4番目(35%)だったのに対し、日本人は6番目(22%)となり、日本人の「キャリアアップ志向」が低いことが浮き彫りになった。
女性の回答結果をみると、「職場環境の快適さ」と答えた割合は、日本人(67%)、グローバル(47%)ともに最多。一方、「キャリアアップの機会がある」については、全体結果と同様に日本人(20%)とグローバル(34%)の間に大きな差がみられた。
年代別にみた場合、「キャリアアップの機会」と答えた割合は、日本人、グローバルともに年齢が上がるにつれて減少した。他方、「長期にわたる安定した雇用機会」については、若年層(18~24歳)と中年層(25~44歳)ではグローバルより日本の方が、高齢層(45~65歳)ではグローバルの方が高かった。