トラストバンクは2018年4月を目途に、未来の起業家を支援する「ふるさと起業家創出プロジェクト」を開始することを発表した。同プロジェクトは、同社が企画・運営するふるさと納税総合サイト「ふるさとチョイス」を通じて実施される。
ふるさと納税を利用した「ガバメントクラウドファンディング」
昨今、ふるさと納税の仕組みを利用して自治体が行うクラウドファンディング「ガバメントクラウドファンディング(GCF)」の仕組みが注目されている。地域の課題解決やチャレンジなどのプロジェクトに共感を得た寄附者から広く寄附を募るもので、目標金額や期間があるのが特徴。ここで集めた寄附金は、寄附者が選んだプロジェクトに100%使われるため、寄付者は自身の意思を直接反映できるという。
自治体と未来の起業家をマッチング
同社は、企画・運営する「ふるさとチョイス」を通じて、起業家を支援するための特設ページ「GCF 起業家支援」(仮称)を2018年4月を目途に開設。起業家支援に特化したGCFプロジェクトを集約し、過去の成功事例の紹介や、共感を呼ぶプロジェクトへの呼びかけなどを行うことで起業家支援のための資金調達を行うという。
また、契約自治体が1,300以上にのぼるという関係性を活かし、同社サイトだけでなく、リアルイベントなどを通じて、自治体と未来の起業家をマッチングする機会を設ける。これにより、自治体が求める有望な起業家の発掘を目指すとともに、起業家には地域で新たな挑戦をするきっかけを提供するとのことだ。
さらに、同プロジェクトを通じて、さまざまな専門分野における企業や団体との連携を促すとしており、参画企業や団体などによる、包括的且つ専門的な支援を通じて、起業家の持続可能な事業運営をサポートするとともに、日本経済の発展に寄与する逸材を育てる環境を整備。挑戦を称える社会意識を醸成することで起業家の力を最大限発揮し、日本経済の発展に繋げることを目指すという。