日本クレジット協会は12月6日、同協会やクレジットカード加盟店従業員等を騙って、個人情報やクレジットカード番号等を聞き出す事例が発生しているとして、注意を呼びかけた。
協会騙り、カード情報詐取
同協会によると、クレジットカードの加盟店従業員を騙って電話をかけ、「クレジットカードが不正に利用されているおそれがある」「偽造カードのおそれがある」などと言い、同協会の正規番号とは違う不審な番号に電話をかけさせ、個人情報やクレジットカード番号等を確認する事案が発生しているという。
また「日本クレジット事業協会」など同協会に類似した名称を使用した詐欺メールが確認されているほか、協会職員や会員会社、クレジットカードの国際ブランドを騙って電話をかけ、「クレジットカードが不正に利用されているおそれがある」などとして、クレジットカード番号や個人情報等を聞き出そうとする事例も発生。さらに会員会社を騙り、「融資の保証を受けるためにはクレジットカードが必要である」としてカードを送付させる相談事例も寄せられているという。
同協会は、協会職員や会員会社、クレジットカードの国際ブランドが、メールや電話でカード番号や個人情報等を尋ねることはないので、絶対に提供しないよう呼びかけている。