女優の大地真央が、テレビ朝日系ドラマ『越路吹雪物語』(来年1月8日スタート、毎週月~金曜12:30~)で、ヒロイン・越路吹雪の絶頂期を演じることが6日、明らかになった。
"日本シャンソン界の女王"と呼ばれる稀代の歌手となった越路吹雪がたどった波乱万丈の人生と、盟友の作詞家・岩谷時子との濃密な友情をつづっていく同作。青年期を演じる瀧本美織からバトンを受け継ぎ、大地が宝塚歌劇団の先輩でもある越路の絶頂期を演じる。
実は越路も大地も、エリートとは言えない成績からトップスターへの階段を駆け上がった者同士。大地は「越路吹雪さんは、尊敬する"大上級生"。うれしさと同時に、責任も感じています」と心境を明かしながらも、「新人時代、私は"現代っ子"や"異端児"などと言われたのですが、越路さんもやんちゃな面がおありだったようで…。おこがましいのですが、似ているエピソードが多々あって、うれしく思っています。そういう点では楽しんで演じさせていただきたいなと思っています」と笑顔で意気込みを語る。
しかし、大地は「実は、私はどちらかというとジャズが好きで…宝塚時代からあまりシャンソンにはあまりご縁がなかったんです」と告白。「そんなこともあって、シャンソンというのは60才代位のある程度年齢と経験を積んでから歌うものだと勝手に決めていたのですが、ちょうどその時期がドンピシャで訪れて驚いています! 私にとって新たなチャレンジになるのですが、すごく楽しみですね。『いよいよ、シャンソンを歌えるんだ!』…今、そんな心境です!」と、今月中旬から始まる収録を心待ちにしていた。
一方、越路のマネージャーとして彼女を終生支え続けた大親友であり、稀代の作詞家でもある岩谷時子の絶頂期は、市毛良枝が演じることも決定(青年期を演じるのは、木南晴夏)。
市毛は「越路吹雪さんのリサイタルを劇場で拝見していました」といい、「岩谷時子さんを演じるチャンスをいただけて、この上なく光栄。越路さんは今、思い出してもドキドキワクワクして胸がいっぱいになってしまうぐらい素敵でした。大地さんも一時代を築いた大スターでいらっしゃるので、ピッタリだなと思っています」と、共演に胸を躍らせている。
大地と市毛が登場するのは、宝塚退団後、映画、舞台、リサイタルと忙しい日々を送りつつ、プライベートでは後に夫となる作曲家・内藤法美と交際を深めていた時代からで、3月初旬を予定している。