説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『iPhone Xでテザリングの青帯が表示されません!?』という質問に答えます。

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パソコンやタブレットなどのWi-Fi対応機器にインターネット回線を提供する「テザリング」。iOSでは「インターネット共有」と呼ばれていますが、機能的には同じです。外出先でパソコン/タブレットを利用することが多いユーザにとっては、もはや不可欠の機能といえるでしょう。

そのテザリングですが、子機(パソコン/タブレット)が接続されると、画面上端のステータスバーが青に変化します。テザリングが有効な状態であることがひと目でわかるため、通信中の子機が存在するという目印になるほか、用件を終えたあとに切断を促す警告として役立ちます。

横一線のステータスバーがないiPhone Xでは、画面左上の時刻エリアを青く光らせテザリング中であることの印としています(ロック画面では2つの輪が重なるマークに変化)。他の機種と比べると目立たないため、ともすると見落としそうになりますが、見分けることは可能です。なお、タップすると『設定』の「インターネット共有」画面に直接移動できる仕様は、ほかのiPhoneと同じです。

接続中の子機の台数をひと目で確認できないという問題については、コントロールセンターから確認できます。コントロールセンター左上の領域(機内モードボタンやWi-Fiボタンがある領域)をプレスすると、「インターネット共有」ボタンが現れるので、そこに表示される「○件の接続」で台数がわかります。

このように、ほかのiPhoneのように横一線の青帯ではないものの、iPhone Xでもテザリング中かどうかをひと目で判断できます。目立たなくなった印象はありますが、実質的な機能的としてはほかのiPhoneと変わるところはありません。

  • 他の機種と比較すると目立ちませんが、iPhone Xではテザリング中であることを左上の時刻欄を青く光らせることで知らせます