トリップアドバイザーは12月1日、サイト上に投稿された過去1年間の口コミ評価をもとに、「日本人に人気のハワイ観光スポットランキング」を発表。1位はマウイ島の「ハレアカラ国立公園」、2位はハワイ島の「マウナケア山」3位はオアフ島の「ラニカイビーチ」が選ばれた。
今回のランキングは、2016年10月から2017年9月の1年間に、ハワイの観光スポットに日本語で投稿された口コミの評価点・投稿数をなどをもとに、独自のアルゴリズムで集計したもの。1位を獲得したマウイ島の「ハレアカラ国立公園」は、標高3,055mの世界最大級の休火山「ハレアカラ山」を有する国立公園。夕陽、満点の星空、そして雲海からゆっくり現れる朝日も最高と、ハワイの壮大な自然を体感できるスポットとして人気を集めた。
2位は4,205mのハワイ島の「マウナケア山」。神々しく美しい壮大な自然に感動する口コミが多く投稿された。3位以降はオアフ島の観光スポットが多く並び、中でも「ラニカイビーチ」が3位、「カイルア ビーチ パーク」が4位、「ラニカイ ピルボックス トレイル」が7位に入るなど、カイルア地区が人気を集めていることが判明した。
また、「ラニカイ ピルボックス トレイル」の他にも、オアフ島でハイキングが楽しめる、「ココヘッド クレーター トレイル」「ダイヤモンドヘッド」「マカプウ ライトハウス トレイル」がランクイン。オアフ島を訪れた際に、トレイルに挑戦している人も多いことがうかがえる。中でも13位の「マカプウ ライトハウス トレイル」は、道がアスファルトで舗装されているため歩きやすく、サンダルでも楽しめる手頃なトレッキングコースが特長。所要時間も往復で1時間半程度となる。
11位の「ダイヤモンドヘッド」はオアフ島のシンボルでもあり、比較的気軽に登れる。ただ、口コミでは「スニーカーは必須」とのこと。頂上の手前に急な階段があるが、そこを抜ければ山頂に広がる絶景が現れる。
7位の「ラニカイ ピルボックス トレイル」はもう少しきついトレイルのようで、「小さな砂利があるような道なので、スニーカーでも滑ります。思いのほか急斜面なので、こけます」「初心者コースと言う割には大変でした」等という口コミが寄せられている。なお、ピルボックスは鉄筋コンクリート製の防御陣地という意味で、このトレイルに2つある。
9位の「ココヘッド クレーター トレイル」は、ケーブルカーの線路跡が道になっており、麓から山頂まで一直線の道が続く。「枕木の一段がすごく高くて、足の短い日本人にはなかなかしんどい」「一本道をずっと進み、景色に変化がないためつらかったです」「ハワイの主要なトレッキングは行きましたがココヘッドが一番、辛かった」という口コミも寄せられている。
そのほか、5位には「戦艦ミズーリ記念館」がランクイン。第二次世界対戦の真珠湾攻撃、朝鮮戦争、湾岸戦争で服役し、日本の降伏文書調印式の場所にもなったことで知られている。1994年まで現役で活躍していたこの戦艦は、現在「戦艦ミズーリ記念館」として公開されている。
「ハワイで、リゾート感にふけるのもいいですが、一度は、訪れてみるとハワイの見方、戦争に対する意識も変わるかもしれないです」「神風特攻隊についての展示もあり、アメリカ視点だけの展示ではないことに感銘を受けました。ビーチだけを楽しむのもいいですが、この歴史に目を背けてはいけないと感じました」等というコメントが寄せられている。