ルフトハンザ ドイツ航空は11月30日、2020年より新たなビジネスクラスを導入することを発表。新ビジネスクラスはボーイング777-9から設置を開始し、定期便に投入される予定となっている。
新たな座席はキャビンにおけるサービスと快適性の向上を目的に開発されており、機上での心地よい睡眠を実現する。座席は最長220cmのフルフラットベッドとしても利用できるほか、シートそのものの快適性および利便性にもこだわって設計されており、背もたれは横向きで休む際に肩が沈む構造となっている。これにより背骨が真っすぐに保たれ、横向きでも身体に負担をかけない理想的な姿勢で、リラックスして眠ることができる。
新しいビジネスクラスの座席は、乗客にも協力を得てルフトハンザのためだけに開発された。開発には500人以上が参加したという。新ビジネスクラスは、国際線利用者にとっての最優先事項であるプライバシーや睡眠時の快適性を完璧に実現することをコンセプトにしている。
ボーイング777-9は従来の機体と比べて広いキャビンが特長。そのため、1-2-1および1-1-1の座席レイアウトにより、全ての乗客が通路へと直接アクセスできるようになる。
新しい座席はパーソナルスペースを拡大するとともに、プライバシーの向上、収納コンパートメントの拡充、ベッド時の水平スペース拡大などのメリットを実現している。搭乗者はより長さのあるベッド、あるいは2倍のデスクスペースを持つ座席など、一人ひとりのニーズに応じた空間構成を選ぶことができる。
新ビジネスクラスではさらに、デジタルインターフェースにより、乗客自身の端末を使って座席の全機能や機内エンターテインメントシステムを制御することが可能。ワイヤレス技術により、スマートフォンとタブレットを座席で充電することもできる。また、将来的には、膨大なエンターテイメントプログラムから映画を観る際には、フルHD画質の大型スクリーンで楽しめるようになる。
2018年初頭からは大陸間長距離フライトにおいて、ルフトハンザのためだけに開発されたマットレスを導入し、機内での快適な睡眠をサポートする。これまでファーストクラスでのみ提供していた就寝用のセーターも、リクエストに応じて提供を行う。また、ビジネスクラス用の新しい毛布を用意する。