オリエンタルランドは11月28日、東京ディズニーランドの入園口「メインエントランス」のリニューアルおよび、東京ディズニーランド・パーキングにおける立体駐車場の新設を決定したと発表。年間パスポートの本人確認に顔認証システムを導入する。
東京ディズニーランド「メインエントランス」は、入退園ゲートやパークチケット購入場所などから構成されている。今回の改修工事ではよりスムーズな入園を目指し、48ある入退園ゲートを6つ増設するほか、年間パスポートの本人確認に顔認証システムを導入する。また、入退園ゲートはフラッパーゲートへ変更することでセキュリティを高める。
パークチケット購入場所では、初めて自動券売機を設置するほか、自動券売機やデジタルサイネージの案内を多言語で表示する。購入場所は現在32カ所あるものを18カ所にし、そのうち、12台は自動券売機、6カ所は対面窓口となる。券売機は、日本語・英語・中国語(簡体字・繁体字)・韓国語・タイ語・インドネシア語の表示が可能。販売機はデジタルサイネージを導入する。
投資額は約120億円(予定)、オープンは2019年春より一部オープンし、2020年春のオープンを予定している。なお、改修工事は2018年4月頃から順次開始する。この工事により東京ディズニーランド「メインエントランス」の一部が使用できないため、入園方法やディズニーホテル宿泊者特典などを変更する。
メインエントランスの状況によっては、開園時間前に入園を開始し、園内の指定場所での待機をアナウンスする場合がある。なお、パーク開園までは、園内のアトラクションおよび飲食施設は利用できない。また、メインエントランスの中央には、ディズニーホテルに宿泊客専用の入園ゲートを設けているが、改修期間中は仮設の専用ゲートを設け、開園時間の15分前からパークの対象のエリアへ入園できる「ハッピー15エントリー」を実施する。
また、東京ディズニーランド・パーキングに、新たに立体駐車場を導入する。この立体駐車場は地上3階建てとなる予定で、東京ディズニーランドに車で来園するゲスト用となる。工事は2017年度中に開始し、2019年度の導入を予定している。