日産自動車は29日、インフィニティブランドの新型「QX50」を発表した。世界初の技術を搭載し、新開発プラットフォームで優れたデザインと広々としたキャビンスペースを実現した中型プレミアムSUV。ロサンゼルス・オートショーへの出展も発表されている。

  • 「QX50」

「QX50」は、「QX スポーツインスピレーション」や「QX50 コンセプト」のデザインを忠実に再現し、空力性能に優れたエクステリアにより、インフィニティ独自の「優雅でありながらもパワフル」なデザインをSUVで表現したモデル。

新開発プラットフォームを採用した前輪駆動をベースとし、キャビンスペースと荷室の理想的な割合を実現。セグメントトップクラスの広々としたキャビンスペースに高品質素材を採用し、高度な職人技を感じさせる落ち着いた雰囲気のあるアシメトリーなレイアウトにより、ドライバーや同乗者の多様なニーズに応える心地良いインテリアとした。

搭載する「VCターボ」エンジンは、世界初の量産型の可変圧縮比エンジン。可変圧縮比技術は、ピストンの上死点位置をシームレスに変化させることができるマルチリンクシステムを活用しており、最適な圧縮比に素早く変化する。2.0リッターターボチャージャー付きガソリンエンジンのパワーと、4気筒ディーゼルエンジンの特徴である力強いトルクと高い効率性をあわせ持つエンジンとなっている。

「QX50」には、高速道路の単一車線においてアクセル、ブレーキ、ステアリング操作を自動で制御する自動運転技術「プロパイロット」も搭載。これにより、渋滞走行や巡航走行でドライバーが感じるストレスを大幅に低減する。